松永安左ヱ門が生きていたら現在のエネルギー政策と電源構成にどういうだろうか
まず、間違いなく松永耳庵は慶応が輩出した数少ない偉人である。
現在の日本の電力会社とそのシステムは松永がGHQ,マッカーサーに出させたといわれている。
電力システムが国営管轄にならずに、現在のような9電力会社+沖縄電力体制は松永の尽力があったからだという。
しかし、電力会社が民営企業、上場企業ということで、国で思い切った転換ができない事実もある。
原子力発電所の再稼働の議論も随時進んでいるが、松永ならなんというのだろうか。
「日本には無限の水力エネルギーがある」
(出所:松永安左エ門に学ぶ―電力の鬼・人生の鬼 (1981年))
ともいっている。とても気になるところだ。
いかに偉人が考え抜いたシステムでも、時間とともに制度疲労は避けられない。
それがマネジメントの必要な背景だ。
さて。