2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧
日本の重電メーカーの再編が進んでいます。日立と三菱重工の火力の経営統合が発表されました。新会社の比率は重工65%、日立35%となっています。 つまり日立は火力事業を重工に売却したも同然 日立のマネジメントもよくぞ決断したなと思う。 ただ、ガスター…
オープンイノベーションで有名なヘンリー・チェスブロウとストーリーとしての競争戦略で有名な楠木建氏が昔にまじめで興味深い論文を発表しています。垂直統合と水平分業とでも言いましょうか、専門家は違うというポイントがありますが、そう理解するとわか…
研究開発は日米で差があるように言われるが、実際はどうなのであろうか。金子浩明「ステージゲート・プロセスの作用と反作用」は面白い。本書を見ながらその差や歴史について見ていこう。 (「技術経営の常識のウソ」の第3章にある) 日本の研究開発の歴史と…
なぜボーイングは、生き残ったのか (えい文庫 162)作者: 山崎明夫出版社/メーカー: エイ出版社発売日: 2008/03/10メディア: 文庫 クリック: 19回この商品を含むブログ (1件) を見る なぜこんな面白い本が文庫で細々売られているのかは分からない。 非常に示…
日経がパナソニックとアイトロンが提携してスマートメーター事業に参入と報じている。 個人的には、パナは提携などではなく、アイトロンまるごと買収してしまえと思う。 グローバルのスマート・コミュニティ事業が次のパナの成長をドライブさせるべき。 国内…
野田首相と安倍自民党総裁の党首討論をネットで全部見た。 議論がかみ合うかや内容はともかく話は二人とも上手だ。さすが二人とも首相経験者。 仮に民主が負け第三極もインパクトに欠け安倍政権が誕生したケースを考えてみる。 (これは自民党が敵失を最大限…
日立金属と日立電線の経営統合の公開されたプレスリリースをじっくり読んでみた。 何回読んでもどのような「相乗効果」が期待できるのかイメージしにくい。 「経営統合の目的」を分解してみる。 材料・製品開発力を強化するとともに、 事業領域を広げ、 市場…
「ソーシャルラーニング」入門 ソーシャルメディアがもたらす人と組織の知識革命作者: トニー・ビンガム,マーシャ・コナー,ダニエル・ピンク(序文),松村太郎・監訳,山脇智志出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2012/01/06メディア: 単行本購入: 3人 クリッ…
大手自動車メーカー出身の教授が「現状の大学への脅威」というお題を出してきた。 アカデミアに浸かっている人からすれば出ない発想だが、どうやら自動車は違うらしい。 実際にガソリン車は電気自動車や燃料電池車に常に脅かされているからか。 (ただ安全性…
未来をつくった人々―ゼロックス・パロアルト研究所とコンピュータエイジの黎明作者: マイケルヒルツィック,Michael Hiltzik,鴨澤眞夫,エ・ビスコム・テック・ラボ出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ発売日: 2001/09メディア: 単行本購入: 6人 クリッ…
革新カンパニー キヤノンの挑戦と成功―創造・挑戦・改革に挑んだ経営者たちの物語 (創造挑戦改革に挑んだ経営者たちの物語)作者: 清水武治出版社/メーカー: 秀和システム発売日: 2003/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る キヤノンの歴史を…
ロボット時代を拓く―「黄色い城」からの挑戦 (1982年)作者: 稲葉清右衛門出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 1982/07メディア: ?この商品を含むブログを見る 私が理解をするのに時間がかかった会社は2社ある。 何度話を聞いても理解が進まない会社。 一社は…
サラリーマン経営者が当たり前の日本だが、それが日本企業、ひいては日本経済の成長低迷の原因とすれば、相当時間がかかりそう。それを一気にひっくり返そうとすれば、必要なのはメガベンチャーが出現し、あらかた飲み込んでいくことだと思うが、ソフトバン…
ビックリマンチョコって76世代の私からすれば、小学生の時に爆発的人気を誇ったお菓子&おまけシールでした。チョコだけではなく、アイスなどにも展開していき、その後どのように一度収束していったのでしょうか。前から気にはなっていましたが、ビックリマ…
「株式市場は効率的か」シリーズ第2段。 本日の株式市場ではパナソニックはストップ安。 時価総額はほぼ1兆円。 今年度の会社計画の年度末の株主資本と同じ額だ。 つまりはPBR1倍というわけだ。 ここからの判断は来年度はROEがいくら出るかがポイントだ。 仮…