泉田良輔のブログ

テクノロジーアナリストの100%私見

2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

システムズエンジニアリングの対象は一部か、何をエンジニアリングをするのか:Friedenthal "システムズモデリング言語SysML"

大学院で頭に残っているのは、機会学会で有名な先生に当本に関していわれた次のような言葉だ。 システムズエンジニアリングを理解するために、「システムズモデリング言語SysML」の1−3章は必ず理解しておくこと という言葉である。 そこで、1−3章をじっ…

マイケル・モー「10倍株投資の実践理論 明日のスターバックスを発掘する方法」ダイヤモンド社

原題は、Finding The Next Starbucks。ということで、10倍株なんてキーワードはない。 ちなみに、10倍株、テンバガーはフィデリティのピーター・リンチが名付け親。 ピーター・リンチは、Fidelity Investments の伝説のファンドマネージャーだ。 そのピ…

テーマ投資とセクター投資の違いとは。セクター投資を個人投資家に求めるのは難しい

結論から言うと、セクター投資それができるなら日本に個別株をがんばる個人がいっぱいいるはずだという循環論になる。ちなみにセクター(別)投資とテーマ(別)投資とでは意味合いが異なるのでそのあたりも見ていこう。【2017年8月29日更新】 セクター投資…

この本はすごい:マイケル・クローガー「ポール・ランド、デザインの授業」BNN

ポール・ランドがデザインしたロゴを見たことをない人はほとんどいないと思う。 IBM, abc, UPS, NeXT, ウエスティングハウス... このネームを見てしまうとアメリカをブランディングしてしまったとも言える。 日本のデザイナーがビジネスモデルに踏み込めない…

そろそろ「デザイナー」に語らせる「デザイン戦略」は終わりにした方がいい。これでは日本は間違え続ける

日本でデザインというと見た目の話がほとんど。 でも、それは大変残念な話。 「デザイン戦略」を語る人もいわゆる美大出身の「デザイナー」がほとんど。 それでは「くくり」が狭すぎるし、実は全体の一部しか語っていない。 今、日本企業に本当に必要なデザ…

個人投資家やIRには必読の本。フィデリティのアンソニー・ボルトン「カリスマ・ファンド・マネージャーの投資極意」

アンソニーは、個人的には同じくフィデリティのピーター・リンチよりもすごい運用者と思う。長期に渡ってパフォーマンスが出ているだけではなく、個人的にも話をしたり、アンソニーのホストするミーティングにも出たことがあるが人物も素晴らしい。社内外の…

稲垣栄洋「弱者の戦略」:動植物の世界の競争は人間と同じことが分かる

久しぶりに、考えさせる本だ。 動植物の生存競争、つまり戦略について示唆に富む。 著者も、企業もしくは戦略に興味があるので、読みやすい。 今、私たちのまわりにいるすべての生き物たちは、自然界を生き抜いているという点で、どれもが「成功者」である。…