泉田良輔のブログ

テクノロジーアナリストの100%私見

トリガーポイントのグリッドで腰の筋肉をストレッチ

年齢は仕方がないにしても腰が痛いのはつらい

長時間にわたって椅子に座る仕事をしていると年齢とともに腰に痛みを覚えるようにもなりました。仕事上は調べることが多いので一度作業を始めると1~2時間はあっという間に過ぎてしまいます。

腰の痛みの背景は、筋肉が落ちている&硬くなっていることにより、左右のバランスが崩れているとのことです。

対処法は、短期的には痛みのある個所と固くなっている箇所をストレッチし、長期的には鍛えるしかないそうです。

筋膜をはがすためにストレッチポールも選んだ方が良い

はじめは発砲スチロールのようなやわらかい素材でできているストレッチポールを使っていたのですが、正直物足りなくなってきました。グリグリ感が足りないのです。

通っているジムでは硬いストレッチポールだったのを思い出し、検索して購入したのがTRIGGERPOINT(トリガーポイント)のTHE GRID(ザ・グリッド)というストレッチポールでした。

自分が知らなかっただけで、アマゾンでも200を超えるレビューがついており、かつ評価も高いのに驚きました。私と同じような悩みを抱えている人が多いのだというのも認識。 

これで筋肉をストレッチするとしばらくは弛緩して痛みも和らぎます。助かります。

グリッドの品ぞろえを見ると、GRID X Foam Rollerというのもあり、トリガーポイントのサイトを見ると「一番硬い」という触れ込み。確かに硬い方が良かったのですが、GRID Xの硬さが必要なのかは筋肉の状態次第かもしれません。

トリガーポイントとはなにか

ここまでトリガーポイントという言葉を使っておいて最後に名称の意味をまとめるとは何事かといわれてしまいそうですが、体の痛みのしこりになっている部分を言うそうです。ツボとは正確には意味は異なるそうです。商品名の意味が分かってきました。

トリガーポイントのサイトから、トリガーポイントの解説を引用すると以下のようになります。

トリガーポイントは前述のように筋膜の短縮に伴う筋膜の機能障害を誘発するポイントです。

出所:トリガーポイントのサイト「トリガーポイントとは?」

筋膜とは何か

筋膜は筋肉を覆っている薄い組織膜とのことで、この筋膜が不具合を起こすとトリガーポイントの原因になるそうです。

筋膜に機能障害が起きると筋膜は水分を失い柔軟性の無い筋膜繊維となり、自分の着ている服を一部分から引っ張られたような窮屈な状態になります。この窮屈さは水分を失い柔軟性をなくした筋膜だけでなく、そこにつながる筋膜の均衡を阻害する因子となります。

出所:トリガーポイントのサイト「筋膜とは?」

筋膜リリースは本当か

筋膜を引きはがすというコンセプトで「筋膜リリース」というフレーズを使っているのですが、本当なんでしょうか。

筋膜は目で見えないし、全身筋膜でおおわれているじゃないか、という突っ込みはあると思います。

ジムのインストラクターに話を聞くと、ゴリゴリ押し当てるのではなく、じわーっと押し当てて筋肉に覚えさせるように圧をかけていくというのが良いようです。

あまり強く長時間押し当てるとそれはそれで筋肉が硬くなってしまうとのこと。

トリガーポイントを扱う会社を調べてみた

アナリストとして購入した商品が良いとその企業を調べたくなるのが性分でこれはいつも同じです。とりあえず調べてみました。

どうやら、Impuls LLCという会社が運営しているようです。なかなか会社名にたどり着かないという、何かの戦略でしょうか。

https://www.tptherapy.com/tp_contact/headquarters

サイトを見ると動画コンテンツもあり、モノを売るというよりは「体験」を売るというコンセプトを前面に押し出しています。いかにも米国の会社という印象です。

“LEARN”には、購入者からトレーナーまでのコンテンツが並んでいます。このフォーマットは当たり前のようでいて、結構使えるなという印象です。

まとめ

トリガーポイントへの注射もあるようですが一時的なもののようですし、病院に行く手間と時間、コストを考えれば家でできるストレッチの方が手軽だと思います。

大学院では、システムデザインとそのマネジメントを勉強していましたが、筋肉というのはまさにシステムでどこかに不具合が起きると必ず別の部位に影響を及ぼします。筋肉はアスリートでなくとも気にすべき「システム」という印象を持ちました。深い領域だなぁ、と。