はじめに-「ノマドアナリスト」宣言。そしてサードウェーブアナリスト、アナリスト3.0へ
本日付で独立しました。
ここに「ノマドアナリスト」宣言をいたしたいと思います。
そしてこれはサードウェーブアナリストともアナリスト3.0ともいえるでしょう。
ノマドアナリストが成立する環境
調査機関がエッジある分析を出し続ける環境を維持するのは難しくなりました。
ありきたりですが、インターネットにより情報へのアクセスが容易になりすぎました。
企業もフェアディスクロージャーの考えのもと、開示方法は十分に気を使っています。
こうして世界中の人が情報を活用してアナリストになることも可能になったわけです。
ノマドアナリストが成立する環境が整ったとということができます。
個の分析もひとつひとつは取るに足らないものかもしれません。
しかし、それらをかけ合わせ、編集することにより新しいモノを生み出すことができます。
わたしのブログもそんなきっかけになれば、幸いです。
このブログの方針
はじめにこのブログの方針をいくつか。
- このブログは全て個人的な意見ですー過去の所属は一切関係なし
- 出版物などの公開情報をソースとして、出所はできるだけ明らかにします
- コメントを受けるために書いていません
- 何か質問があればFacebookやTwitter等で実名で質問をー活発に議論してます
私はアナリストという仕事を通じて、大事にしていたことは
- より正確な情報をより多く収集して、より正確な全体像を描くことにつとめる
- 思い込みに左右されずに、素直に軌道修正する姿勢を維持する
- 人間の想像力はタカが知れていると認識する
以前羽生善治名人の講演会に行き、思考のプロセスの話をうかがったことがあります。
「直観」と「読み」と「大局感」
がぐるぐる回ったり、いったりきたりしているとのこと。
ただし、必ずしもこの順番通りではないらしい。
私なりにいいかえると、
インスピレーション=>ビックピクチャー=>アナリシス
というところであろうか。
自分のこれまでの仕事を見てきても羽生名人の思考プロセスは納得感あり。
世の中のデキゴトは、実際は必ず誰かが一人称で語っています。
その裏側を理解してこそ本質が見えてくると考えています。
今後もノマドアナリストとして、考え続けていきたいと思います。