JPMザ・ジャパンのパフォーマンスがすごすぎる件
日本株の投信がどうなってるかなぁと思い、いろいろ調べてみました。
噂には聞いていました…。
それにしても、JPモルガン「ザ・ジャパン」のパフォーマンスすごすぎます。
短期間に、投信の基準価格が2万から4万円に倍にになってるw
投信でこのパフォーマンスは見たことがありません。
で、ファンドの中身を見てみると、これまたすごい。
トップテンの銘柄が、不動産と銀行、その他金融で埋め尽くされてる…。
ぱっと見、金融ファンドです。
加えて、コア銘柄は、一部を除き時価総額でいうと、中小型株です。
少なくともデータが開示されている2012年末からこうした傾向は確認できます。
このファンドマネージャー(FM)は今回の金融緩和ストーリーに完全にベットしていたわけです。
うがった見方をすると、流動性が上向くというベットもしていたということになります。
つまるところ、手錬中の手錬です。
通常、どのFMもマクロやセクター(産業)のシナリオは持っています。
ところが、「分散投資」教育よろしく、こんなに特定のセクターにベットはしません。
ベンチマークや銘柄によるトラッキングエラー(TE)を意識するからです。
結果として、銘柄数が増え、TEが小さくなり、パフォーマンスが出にくくなります。
ウォーレン・バフェットのいうように、自信があるときの「集中投資」のリターンは絶大。
JPMのザ・ジャパンは、これまでのところ「集中投資」の威力を実証したわけです。
さて、個人的興味はこのFMが金融株をいつ利食って、どのセクターや銘柄に入れ替えるかです。
マクロ観が改めて試されます。
取り急ぎ。