「半導体衰退の原因と生き残りの鍵」

- 作者: 佐野昌
- 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
- 発売日: 2012/09/25
- メディア: 単行本
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いや、半導体産業の閉そく感を何のひねりもなく、淡々と解説した本。
メーカーの人からしたら「そんなことはわかっとる」というつっこみが100%くる内容。
本当に微細化の限界それに伴う物理現象として避けられないリーク電流や配線抵抗の問題は悩ましい。
EUVを蜃気楼技術とは言い得て妙。
常温超電導や燃料電池車と同じかもと。それも怖い。
これが事実だとすると、、、
テクノロジーの変化が相当緩やかに、そしてハードのライフサイクルが伸びることになる。
これまで急激にハンドセットのアップグレードされたのが、ふと変化がマージナルに。
半導体のアップグレードとともにOSが変わり、UIが変化してきたわけで、ハード屋さんは大変。
でも、そんなことにアップルやグーグルは気付いている節がある。
ふふふ。
私も気付いた。
私の考えていることが現実になるとすると、ソニーもサムスンも存在しえない。
恐ろしい世の中だ。