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泉田良輔の考えたこと

ノマドアナリストが株式投資, テクノロジー, エネルギー, FinTech, メディア, サッカーをテーマに.

FinTech対応遅れれば珪素谷・シリコンバレーに敗れ日本勢は資産との接点失う

FinTechはバズワードだと切り捨てる人もいるかもしれません。ただし、そんなバズワードで済ませてよい状況ではないと思います。

一言でいえば中央集権的な(これはこれでこのフレームワークの中でセキュアであったので良かった)ユーザ接点から分散的なユーザ接点にシフトする切り口をテクノロジーがきっかけとなっているといえます。テクノロジーが規制業種に仕掛ける非常に大きな流れです。

珪素谷の狙い所の金融

珪素谷(シリコンバレー)は民生・非規制業種で相当程度やりつくした感があるので、目下の目線はエネルギー、ヘルスケア、金融、自動車といった規制業種です。規制業種はプレーヤーの数が基本的には限られているので、新規参入組からすればプレーヤーの顔が見えてよいというのがります。

加えて、テクノロジーの純粋な競争にさらされていないので、情報格差があり、戦いやすいというのもあると思います。

FinTechの肝はシームレスな体験を実現するテクノロジー

FinTechは突き詰めると技術基盤はビットコイン・ブロックチェーンということになりますが、これを活用することでシームレスな金融取引というようなことに始まりどんなことができるようになるかという創造力が勝負。

たとえば、すでにauとMUFGがじぶん銀行をはじめてます。現在は預金の管理だけではなく、(今はまだ定期預金といった基礎的な金融商品だけですが)他の金融商品も購入できるようになると、本当にシームレスな金融体験が可能になるわけです。

中国人の友人にAlipay(アリペイ)を見せてもらったときは衝撃を受けました。もっとも進んだFinTechアプリはアリペイかと思います。

それこそ銀行と証券の垣根もないですし、預金と金融商品という資産を一括で管理出きるわけです。そもそも証券と銀行が別々なのは規制視点だからであってユーザ目線であればその必要性-金融リテラシ次第ではあるけれども-は必ずしもないというのが実際ではないでしょうか。

法と金融とテクノロジー

スマートコントラクトも普及すると金融は切り離せないエッセンスなので法と金融とテクノロジーがより絡みあう世界になっていくわけです。

金融も法律の世界も極めてレイバーインテンシブな業界であったことは否めないので、そこにテクノロジーが入り込んで来れば当然ながら機械的な作業はなくなっていくわけです。

ただ、要素要素を組み合わせてストーリーとしてくみ上げて(ここも機械でできるという話にもなってきてますが)、受け手に対して面白い仕組み、システムやコンテンツを作れるかになってくんでしょう。

 

シンギュラリティとは-実はシンギュラリティ大学もある

テクノロジー

シンギュラリティとは知っている人は知っていますが、最近知ったという方も多いのではないでしょうか。今回はその定義と注目されるようになった背景を簡単に見ておきましょう。

シンギュラリティとは

シンギュラリティとは「技術的特異点」ともいわれ、機械(人工知能)が人間の知能を上回るポイントです。2045年などをベンチマークとしています。それは半導体の集積度が増し脳細胞のレベルと比較すると遜色ないレベルを意識しています。

なぜ注目されるようになってきたかというと、第3次AI(人工知能)ブームが始まったからです。ちなみにAIには過去2回大きなブームがありました。今回は3度目です。

一方、シンギュラリティはすでにみんなが将来そうなるかと信じているかというとそうではありません。シンギュラリティの実現性に関して肯定派・批判派ともにいる状況です。

シリコンバレーの特徴としてはコンセプトを思いっきり外に公開してその後事実を作りに行くことが常套手段なので、現状に驚きはしませんが、意識をしておくべきテーマです。

レイ・カーツワイルとX Prize財団

シンギュラリティはレイ・カーツワイルが提唱した概念ですが、そのカーツワイルとX Prize財団で大学も設立しています。その大学がシンギュラリティ大学です。

また、カーツワイルは2012年にグーグルに参画しており、グーグルがAIで主導権を握ろうといろいろ展開をしています。細かくは拙著でも触れています。ちなみに自然言語処理で先行しているのはIBMです。

>>Google vs トヨタ 「自動運転車」は始まりにすぎない (角川EPUB選書)

カーツワイルのシンギュラリティについてさらに詳しくという方は、NHKとのインタビューに答えた本がありますので、そちらが参考になります。

>>レイ・カーツワイル―加速するテクノロジー (NHK未来への提言)

最近NHK出版も上の内容をアップデートしてます。

>>シンギュラリティは近い―人類が生命を超越するとき

シンギュラリティ大学のプログラムとは

Wiredでシンギュラリティ大学のプログラムが紹介されていました。期間は6日間で午前7時から午後10時まで開かれるそうです。

「新しい都市」ねらいで購入したのですが、いずれの記事も特集も一読の価値はあると思います。

>>WIRED(ワイアード)VOL.24[雑誌]

アジェンダを見る限りは、授業のテーマは正直ふーんという感じのラインナップです。外向けの授業だからでしょうか。一言でいえば、「今風」です。

  • 等比級数(指数関数と呼ぶと思うのですが、雑誌では等比級数に。exponential)
  • コンピューティング
  • 人工知能
  • 自動運転
  • ビットコイン
  • デザインシンキング
  • AR/VR
  • ヨガ・瞑想
  • 太陽光発電
  • 宇宙
  • フォーキャスティング
  • ビッグデータ

などなど。

確かにいずれも熱量の高いトピックなのですが、逆を言うと「おっ!」というトピックもないので、想像の範囲内というか、とびぬけてくれてはいないというのが印象です。受講したら感動するのかもしれませんが。

まとめ

人工知能と重なり合ってくるテーマで、また少し宗教色もでてきて整理がしにくいのですが、今後もよりコンセプチュアルになってくるテーマかと思います。

都市経済学は大学や大学院では人気がない?!東京五輪に向け必要な研究なはず

ミクロ経済

都市経済学はミクロ経済学のひとつの領域であるのだけれども、日本の大学や大学院では講座を開いているところが少ないという。また、都市経済学の研究者も少ないという。

一方、日本の人口動態や首都圏と地方との関係、2020年東京オリンピックに向けて東京をはじめとした首都圏のインフラをどのように準備していくかを考えれば都市経済学は必要な研究、学問ともいえるのだと思いますが、どうなのでしょうか。

Airbnbに代表されるようにシェアリングエコノミーといった既存インフラの活用事例などに注目がされてくれば、今後は必然興味の対象となると思います。【2016年8月27日更新】

都市経済学とは

都市経済学とは何かといえば、都市をテーマとした経済学。ただし、その中心は価格理論をスタートとしたミクロ経済学の応用領域です。

経済学全般にそうかもしれませんが、限られたリソースを活用してどのように分配し、その結果があるかを研究するものです。不動産は、その場から動かせないので輸入できるものなどと異なって「限られた」という概念は分かりやすいですね。

入門書の目次を見渡せば、借家か持家か、家賃や住宅価格の決まり方、都市と地方の人口配分、土地利用規制、所得分配、都市交通、都市政策などの問題を取り上げていています。

都市経済学を理解しようといくつか入門書をあさってみました。

いわゆる都市経済学として俯瞰できるのは、ちょっと発刊年が古くなりますが、宮尾尊弘「現代都市経済学」が良いかなと思います。

他では、山崎・浅田「都市経済学 (シリーズ・新エコノミクス)」が面白いです。この本を読み始めてこれほど切実に都市経済学の必要性と魅力うぃ訴えかけてくる「はじめに」も少ないです。はじめにを少し引用して紹介しておきます。

 

 

大学生や一般的な社会人にとって、金融論や国際経済などはそれほどなじみの深いものではないでしょう。(中略)

他方、都市や住宅問題は身近な問題で、しかもミクロ経済学の応用問題としてはとても適しています。(中略)

ミクロ経済学の応用として学ぶ市場の失敗の例も、都市や住宅に関する身の回りの事例で多々見られます。例えば、外部性では、一般的なミクロ経済学の教科書で出てくるような、工場排水によって汚染された川下で漁業を営む漁師の例より、隣のマンションの騒音や交通混雑の方が身近な問題でしょう。(中略)

国鉄が民営化されてJRになりましたが、それによってどんなことが起こったかを考えれば、規制緩和の効果も実感できます。スイカや駅ナカ…(中略)…規制緩和や技術革新の重要性も理解できるはずです。最近問題になっている格差問題も、地域への経済政策と関係させて考えると、どのような政策が日本にとって必要かが分かります。

 

という具合に、都市経済学の必要性が縷々述べられています。確かに、言われてみれば身近なことばかりだと思いますが、金融論が身近でないかといわれればそこまで程遠くないでしょ(笑)と思いますが、どうしても都市経済学をメジャーにしたいようです。

大都市圏の人口増ペースも大したことがない

大都市圏には地方が疲弊しても人口は増加している(集まっている)のかと思いきや、上の本では2005年までのデータしかないですがその水準は年率0-5%の間に納まってしまうほど。

アウトプットはインプットに依存するところが大きいので、よほどの生産性向上要因がなければGDPも2-3%成長すれば御の字という気もします。

川崎市などは相当の人口増があった気がしたのですが、確かに年率に直せば2-3%といったところでしょうか。

民間住宅投資は伸び悩み

2000年以降急激に家計貯蓄が減少しています。これでは住宅投資も拡大する理由にはなりませんね。

一方で、持ち家の帰属家賃は積み上がり続け、気づけばGDP比9%。単純に高齢化で持家に住む人が積みあがっているのでしょうか。寿命が延びる×持家数が増える=帰属家賃拡大、というロジックは成り立ちますからね。

借地借家法

この法律も常に話題に取り上げられますが、都心の家族向け貸家の供給不足の一因となっているようです。

単身向けマンション・アパートは供給は多いのですが、家族がいるベースで家を借りようとすると案件がなく選択しにくいことが多いです。

結局、自分の気に入った家、間取り、広さを考えると家を購入するという人も多いのでしょう。金利も低いことだし、結局家を買ってしまうという…。

いや待てよ、家族向け貸家の供給不足を借地借家法のせいにしているけれども、国が住宅投資をある水準以上に維持しようとするのであればこの悪法と呼ばれる法律を生かす方が良いという目論見もあるのではと勘繰りたくもなります。無駄が需要を一時的には生み出しますからね。

じっくり派には高橋孝明「都市経済学」がおすすめ

上で紹介した2冊よりもさらに詳細に知りたい人には、次の本がおすすめ。薄いから入門書かなと思いきや、中級者も対象かと思います。

>>都市経済学 (有斐閣ブックス)

まとめ

ということで、 都市経済学は今後の日本が直面する問題とそれを解決する策を考える際には重要な領域と考えますが、リオ五輪がちょうど終わった今、東京オリンピックまであと4年しかないんですよね。間に合うのか日本。安倍マリオは次はどのような策を打ってくるのかには一応期待はしてます。

2016年Jリーグの天王山無事終了。浦和レッズvs.川崎フロンターレ@埼玉スタジアム2002

2016年明治安田生命J1リーグの2ndステージの天王山・対浦和レッズ戦@埼玉スタジアム2002。川崎フロンターレは前節鳥栖戦にアウェーで敗れ、レッズは2ndステージここまで無敗。今節がフロンターレにとっては勝ち点でタイに並べるチャンスかつ首位攻防戦。

試合開始前は台風による悪天候でどうなることかと思いましたが、奇跡的にも試合中は雨は降らず。結果はフロンターレが2-1で勝利。埼玉まで行った甲斐がありました。

余談ですが、埼玉スタジアム2002という名称のごとく日本でW杯がひらかれたときの競技場だと思うのですが、周辺の開発は一体どうなってしまったのか?という状況。浦和美園駅は南北線終点というのは知っていましたが、あんなに立派なスタジアムがあるのにもったいないなと。

あと、こういう大事な試合はレフリーも相当注意して試合を見ないと昨日はひいき目に見ないでも相当程度レフリングで試合の質を下げてました。

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じれずゴール前で得点可能性を高める

今日の試合を見ているとゴール前のシュートチャンスで「打ってもよいのでは?」という場面でも細かくパスを回すシーンが多かったように思えます。まわりのFサポも「打て!」と声を出している人も多かったです。

ただ、選手が意識的に遠くから無理をしてシュートを打って終わらせることなく、ゴール前でしっかりチャンスを高めようとしているのは気になりました。大島僚太選手のゴールを前にしてあえて外の近い選手にパスを出すというのは一見消極的にもみえたのですが、結果、2得点ということなので練習をしてきた成果が出たということなのでしょう。

そもそも対レッズ戦では試合中にそれほど多くないチャンスを決めた方が試合に勝つという理解なのでしょうか。確かに、「武藤のあのシュートが決まっていたらどうなっていたかわからない」という展開ではあったかと思います。これまで以上にゴール前でのボール回しが多かったように思います。

前線に人が足りない

大久保嘉人選手がここ最近よく口にする言葉です。今回も試合前にこんなことを口にしています。

前回の浦和戦は完敗だった。優勝するためにはアウェイで勝たなければいけない。前節の鳥栖戦もそうだったが、前に人数が足りていなかった。そこをどうするか。点を取られると勝てない。ただ、少しメンバーが変わるので、また違った感じになるかもしれない*1

今回の試合も前回同様にお互いのディフェンスラインがぐっと上がった状態での試合展開でした。その中でこれまで以上に前線への人の出入りがあった試合だったのではと思います。

エドアルド・ネット選手、大島僚太選手、エウシーニョ選手が攻守の起点となっていたのではないでしょうか。結果、前線にFW陣に加えた彼らで厚みのある攻撃ができたということだと思います。

前回対戦の反省

2016年4月24日に明治安田生命Jリーグ・1stステージでホーム・等々力競技場で迎えた浦和戦はあまり良いところがなく試合が終わった印象が今でも残っています。1stステージの浦和戦風間八宏監督は次のように言っています。

今日はカウンターとなったときの判断、それからゴール前の質。これがちょっと悪すぎたかなと思います。これをまた修正して次の試合に臨みたいと思います。*2

今回の試合だけではないですが、今回のゴール前のパスは質を重視した結果ともいえるのではないでしょうか。

風間監督のこれまたいつものコメントのように相手の嫌なところへのパスはこれまで以上に増えたように見えます。大久保選手は、あえて相手が密集しているところの見方にパスをしてくさびを入れていました。周りのサポもどよめいていましたが…。

今回の試合後の風間監督のコメントでは、「遊び球」という言葉になっています。

それから、自分たちがだいぶ遊び球を使いながら相手を見られるようになってきたのかなというふうには思います。*3

まわりで見ていると遊び球もドキドキしてしまうんですが、余裕あるらしいです…。

浦和レッズキラー・森谷賢太郎

レッズキラーとしての森谷選手が途中交代で投入されたのですが、またしても試合を決める2点目をレッズゴールにたたき込みました。正直、レッズキラーといってもねぇ、と思っていましたが、相性というのはあるのですね。

8月19日に入籍したとのニュース*4

が流れていましたが、その流れの中でこの結果。

できすぎですね笑

それにしても今回森谷選手を投入するあたり、風間監督のエンターテイナーとしての資質を感じさせずにはいられませんでした。

まとめ

まずは次にステップを踏み出すことができる結果。これからも競合相手の試合が続くのでしっかり勝ち切る面白い試合を期待。けがをした選手も戻ってきているので、層を厚くしつつ総力戦で勝ち進んで欲しい。今年フロンターレがチャンピオンシップで優勝すれば風間監督がハリル後の日本代表監督への道が開けると思っています。オリンピック代表監督等の仕事は引き受けるべきでもないと思います。

川崎フロンターレ・風間八宏監督と湘南ベルマーレ・チョウ・キジェ監督のコメントが面白い

風間八宏

2016年7月30日のJリーグ2ndステージの湘南ベルマーレ vs 川崎フロンターレを観ての感想と両監督のコメントが文学的にも面白い件。

点数的にはもっと差を広げることができた展開

ボール展開を見ていると0-3となった時点でも、フロンターレからすれば決して安心してみられるというでもなく、点数さほどの安定感はなかったように感じます。

ただ、チャンスをしっかりと3回ものにしたという点でフロンターレが逃げ切ったという印象で、正直首位を走っているチームと降格の可能性もあるチームの試合という感じはしませんでした。というより、後半のしばらくの時間は一方的に撃ち込まれている時間帯が続きました。

結果的に2-3で終了ですが、試合後はどっと疲れが残りました。

大久保嘉人選手が試合後にサポーターにあいさつをした後、なんいやら非常に不満げに下がっていったのが印象的でした。正直まだ試合巧者といえるような王者の風格はない、と大久保選手も反省しきりという印象を持ちました。

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監督のコメントから試合を振り返る

さて、いつものように試合後の監督のコメントから戦術の計画と実際を振り返ってみたいと思います。

最終的には厳しい試合になってしまったのですが、やはり、クオリティーのところを考えれば、6-0にもなったゲームだと思いますし、3-3に追い付かれてもおかしくなかったゲームだったと思います。*1

このコメントの通り、3点をリードした時点で試合展開が粗いなと感じたのは私だけではなかったようです。

日頃、全ての選手には練習で想定する試合の基準を高くしてくれと言っていますけど、そこにまだ、多少、途中から出てきた選手も含めてばらつきがあるなと。非常にもったいない失点ですし、チャンスがあるのですけど、チャンスにできない。そこのところの質がもったいなかったなと。*2

このように選手のプレーの質についてのダメ出しです。

もっとしたたかにならないといけないな、という3-0なので。そこは本当に、選手は勉強になったと。あるいは、勉強にしてほしいなと思います。 *3

試合としては勝ってはいるのですが、勝ち切れていない、ずるがしこく試合展開ができないという反省です。

一方、湘南ベルマーレのチョウ監督のコメントがさわやかすぎるので紹介しておきます。

前を向く、ポジティブにやるなんていうのは、人に言われてやることじゃなくて、自分自身がオギャーって泣いて生まれた時から、おそらくそういうふうに、いろいろな人から教わって、いろいろな人に支えられて今まで来たつもりだし、湘南ベルマーレというチームを少しでも、どんなことがあっても前に進めようというふうに自分ではしてきたつもりです。*4

本当にそう思います。モチベーションがないという人は、おそらくはじめからその熱量がちいさいのだと思います。

J1の監督になれるのは18名、J2、J3を合わせても100はいない中で、こういう恵まれたというか、毎日刺激的な仕事をさせてもらっているのは、Jリーグやこの湘南、サポーターの皆さんに感謝しなきゃいけないですけど、自分が成長して選手の良さを引き出すために、あと何をすればいいのかなというふうに正直思っているし、でもそんなことじゃダメだというのも分かっているんだけど、でも、あえて正直な気持ちを言うと、皆さんにどう取られるか分からないけど、そんな気持ちでいます。*5

自分の立場が極めてレアであることを再確認するというコメントなのですが、これも本当にそう思います。職業が何であれ、周りを見渡してみたと時に、誰でもできることではない仕事ができるポジションにいるのにその意味を理解しきれていない人がいます。自分の近くにそうした人を見ると本当にもったいないなと思いますが、当の本人は気づいていない可能性が高い。

湘南ベルマーレも現在の順位は来年を考えれば危機意識を持たざるを得ないですが、それでもJ1で戦って結果を残しているという点ではチョウ監督の言う通りです。

まとめ

試合が終わってシャトルバス待ちでおおよそ30分待って、平塚駅まで更に20分程度かかり、その後さらに電車に揺られぐったりして帰ってきましたが、両監督のコメントを見て、なんだか次も頑張ろうという気になってきました。サッカーとは不思議なスポーツです。

ソフトバンクが英国アーム(ARM)を買収するとの報道

この報道の通りだとすると、ソフトバンクはIoTとしての自動車向け半導体とデータセンターのCPUでも覇権を握れる可能性が出てくる。さすが孫さん。

これは極めて壮大な話。

ほぼ1年前の記事ですが、インテルとアームの比較を自動車向け半導体を絡めながら分析して記事です。

bizgate.nikkei.co.jp

おかげさまでLongine(ロンジン)は3周年

Longine(ロンジン)

Longineも先月の6月26日をもちましておかげさまで3周年を迎えることができました。ありがとうございます。

その直前の24日にはまさかの英国のEU離脱ショックもあり、資本市場も大混乱となりました。まだまだこの先はありそうな気配ですが、そのパニックはいったん吸収した感じです。

今回は、ナビゲータープラットフォームが運営する3つの経済メディア-Longine(ロンジン)、投信1(トウシンワン)、株1(カブワン)について振り返ってみます。

Longineは3周年

Longineは3周年を迎えることができましたので、月購読契約をいただければ過去記事読み放題とさせていただきました。それ以前は購読開始日から過去1か月まで読めるようにしていたので、過去記事を研究されたい読者の方には使いやすくなったかと思います。日本株も優良銘柄でも割安な銘柄も出てきていますので、この際に是非どうぞ。以下、リンクです。

www.longine.jp

投信1はYahoo!様、楽天証券様にコンテンツ配信

投信1は2016年秋にオープンした資産運用初心者向け経済ニュース解説メディアですが、Yahoo!ニュース様、Yahoo!ファイナンス様、楽天証券様にも配信させていただくことができ、多くの読者の方と接点を持つことができるようになりました。

今後も執筆陣を拡大しながら、役に立ち面白い経済ニュース解説を心掛けていきたいと思います。

www.toushin-1.jp

また、現在6,000本近いといわれる投資信託ですが、その選び方についての記事などもあります。

www.toushin-1.jp

株1はじっくり後で読むに堪える読み込み型メディア

株1はこれから資産運用を始めようとされる方に対して証券会社選びや株のはじめ方などを解説しています。じっくり読んでいただければお役に立てるようなメディアを目指しています。

www.kabu-1.jp

ネット証券選びは以下の記事が便利かと思います。

www.kabu-1.jp

引き続き、よろしくお願いいたします。

フロンターレのスタイルにはまった大塚翔平の動き。髪型と髭は二の次

風間八宏

最近川崎フロンターレの大塚翔平選手の周りが騒がしい。それはなぜかをひも解いていきたいと思います。キーワードは、ユニークな髪型と風貌よりもやはり大塚翔平の足下のボールさばきのうまさとレジリエンス(復活)に多くの人が共感をしているからではないでしょうか。【2016年8月27日更新】

大塚翔平の注目ポイントはやはりプレーと技術の精度

「出して、動く」は風間八宏・川崎フロンターレ監督のコンセプトだが、その言葉通り、大久保嘉人選手、中村憲剛選手、小林悠選手、大島僚太選手の間でうまくボールを引き出しパスを供給し、時にはシュートも打てるのが大塚翔平選手の魅力だ。

精力的に動き回るというのは若い選手は誰もが意識するだろうが、味方にかぶらないでボールを引き出し味方にパスを出すというのは実際は難しい。

「プロのサッカー選手であればそんなのことができるのは当然であろう」という声もあるが、風間監督はフリーの味方の選手に単純にパスを出せというのではない。

相手ディフェンスがついていても味方の足下にボールを出すことも選択肢として持っている。風間監督のフリーの意味もそもそも異なる。フロンターレの選手はプレッシャーがあるのは当然で、その中でボールを受ける技術が必要とされる。

風間サッカーでは、「タテへの攻め」を基盤としているようには見える。とはいっても単純にタテに放り込むサッカーではない。これはハリルジャパンのサッカーとは全く異なる。

スペースやゾーンを攻略するのではなく、選手としての「個人」を攻略するサッカーをしている。したがって、味方の足下に強い速めのボールを蹴り入れることも多い。チャンスがあれば仕掛けるし、選択肢が限られるのであれば再び味方にボールを戻す。ただし、ヨコへのパスよりは相手が準備しにくいタテへのパスを終始狙っている。繰り返すが、それはスペースを狙ったスルーパスというのではなく、フリーの選手へのパスだ。

結果、川崎のポゼッションは高くなるが、別段その数字を狙っている訳ではない。あくまでも最適な解を求める際に、頭を動かしてチャンスをうかがった結果のポゼッションである。ポゼッションを高くするというのでは目的と手段が逆になる。

この攻め方には選手の技術力とタテに攻めるときに次のアクションアイテムを瞬時に判断しなければならないインテリジェンスが求められる。いわゆる思考のサッカーだ。

大塚翔平はこの戦略のトップ下のパーツにうまくはまったといえる。

風間八宏監督の思考法をさらに理解したい方は以下がおすすめ。

【書籍】

>>>「 1対21 」 のサッカー原論 「 個人力 」 を引き出す発想と技術

>>>風間塾 サッカーを進化させる「非常識」論

【DVD】

>>>風間八宏 FOOTBALL CLINIC Vol.2 [DVD](ちなみに内容は運ぶ・外す)

>>>風間八宏 FOOTBALL CLINIC Vol.3「受ける」 [DVD]

大塚翔平のサッカーキャリア

実はガンバユースで宇佐美貴史選手と同期だ。まあ第一印象は意外。プレースタイルは全く違う。

余談だが、宇佐美はハリルホジッチ日本代表監督にも“気に入られ”代表に呼ばれ続けているが、正直いうとハリルの求めている戦術の中では宇佐美はボールを持ちすぎているように見える。だからうまく行かない。

いや、宇佐美はドリブラーとして、タテサッカーへのアクセントとして呼ばれているのだ、という指摘に対しては、ボールをキープできなかったり点を入れられなかったら意味はないよ、というのは言いたい。

アジアでは宇佐美のボールの持ち方でなんとかやり過ごせるかもしれないが、ワールドカップのレベルではもっとボール離れを早くしなければ難しい。ドイツに再挑戦するということになったが、その辺りは宇佐美のことなので修正はしてくると期待する一方、柔軟性を欠けばドイツの2度目の失敗となるだろう。

ハリルの目指すサッカーは、ひと言でいえば「タテに速いサッカー」。これは別段ハリルだけではなく、グローバルでも“人気のある”スタイルだ。

その際にポイントとなるのは、基本は「個」の能力だ。パスをボール1個分以下のずれの精度でできること(そのためには敵のマークの動きを微小時間に微小空間でずらすことも必要)と受けた後にボールをとられない技術が必要。

日本代表に選ばれる選手はもちろんそれらの水準は高いところにあると思うが、タテへの攻めのコンセプトがそもそもどのようなメリットがあるのかを理解していないと実現性は低い。話はそれたが、大塚翔平は上記の2要素を現時点で満たしている。そこが風間フロンターレにはまっている。

大塚翔平はガンバのトップチームに宇佐美とともに昇格した後、レンタルなども含めてジェフユナイテッド千葉、ギャラヴァンツ北九州を経て川崎フロンターレに入団している。

2015年にギャラヴァンツは契約終了し、トライアウトを経てのフロンターレ入りである。つまり一時はJ2でも通用しないと判断された選手が現在Jリーグで首位のチームでスタメンで出ていることになる。フロンターレのスカウトの目利き力が優れていることとJ2のクラブチームが選手を評価する基準の行けてなさに感じるところがある。

大塚翔平のレジリエンス力

トライアウトを経てJ1に返り咲いた訳だが、一度はサッカーができなくなる状態にまで追い込まれたこともあり、向上心が半端ない。試合後は得点しても反省の弁が尽きない。

2016年1stステージ最終節の大宮戦での試合後のコメント

ただ、後半の最初にバテて足が止まってしまい、ボールに絡めなくなってしまった。そこは自分の課題。*1

2016年2ndステージ開幕戦の仙台戦での試合後のコメント

単純なミスが多すぎて。自分の中でも納得というか、当然の交代だなとは思った。(中略)簡単にはたいてもう一回動き直して貰えばよいのを、ボールウォッチャーになってしまって。(中略)難しい所だが、いつもは味方を見つけるのが早くて、そこに出してまたもらって、というのを連続してできるが、今日は探して、探して、となってしまった。自分の悪いところでもあるが、そういう部分が出てしまった。*2

というような具合である。

素人からみれば、Jリーグで既にプロとして活躍しているサッカー選手でもどんどん成長するのかと妙に感心してしまった。

なによりも、川崎のサポーターだけではなく、それ以外のチームのサポも大塚にどうしても興味が行ってしまうのは、やはりどん底から這い上がってきて、輝きを取り戻した復活力(レジリエンス力)ではないだろうか。

日常で嫌なことがあっても大塚ががんばっているのを見ると、結構爽快になる。

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大塚翔平の髪型

ここからはおまけのポイント。

ひげを伸ばしたのは最高に良いと思う。思い切って髪型は坊主頭で良いのではないだろうか。そうすれば、勝利後のウォーターファイトで逃げ回らずにすむ!のではないだろうか。

ただ、外から見ているとチームにとけ込んでいるなぁと見えるだけで、それ以上以下でもない。

正直、ほっといてあげればとも思うが、突っ込みどころが多いキャラなのだろうか?!周りがほっとかないという状況。

まあ、いろいろな今期中に是非いろいろなバージョンを試してほしい。

大塚翔平のチャント

❝オッオーオーオオーオオーオーオオオツカ ショウヘイ❞

極めてシンプルである。

話をするのは苦手なのか、メガホンを渡されても、いつもこのイントロを歌うことで終始している。サポーターへの対応もまた極めてシンプルである。

これまた意外にも登里享平選手と小学生から知り合いだった

Jリーグでプレイするようなレベルの選手は昔から知り合いなんだなと妙に感心してしまったが、トライアウト後にフロンターレの練習に参加することになった後に大塚選手から登里選手に久しぶりに電話を入れているあたりは、人間関係の良さというか不思議さを感じる。

同時に登里選手も大塚選手のプレイスタイルがフロンターレに合うということをコメントしている。

このあたりの詳しいやり取りは、F-SPOTのピックアププレーヤーを参照のこと。

www.frontale.co.jp

まとめ

活躍すればするほど川崎サポは大塚翔平を応援するであろうから、今後も得点も期待されるであろう。

ただし、欲を言えばボールを受けるのはうまいので、次は1.5列目でくさびの役割だけではなく、大久保選手や小林選手に 圧倒的な精度でのパスを供給してほしい。

それを見るために等々力競技場に足を運ぶ。

JT(日本たばこ)のM&A成功にむけた戦略と歴史的背景

おすすめ本 戦略

日本の企業はM&Aが苦手というが一方で上手な企業もある。その秘密はぜひ知っておきたい。上手な企業の代表例としてJTがある。ただし、その背景は為替と内需逓減予想というマクロ環境変化と貿易自由化という規制緩和という外部環境の変化が後押ししている。外部環境の変化により内部が変わったというケースだ。

日本にもM&Aが上手な企業がある

日本企業がM&Aが下手といわれながら成功している企業がある。それはJT(日本たばこ産業株式会社)である。

個人的にはたばこは吸わないし煙やにおいをかぐのも嫌いであるが、JTを会社として評価するならば上手に経営されているといえる。

何が上手に経営されているかといえば、M&Aを通じて国内の内需逓減リスクをヘッジしながら海外でのたばこ需要をしっかり取り込んでいるということだ。

そんなことは当たり前だという人も多いが、その当たり前ができる会社はそう多くない。

なぜJTはM&Aに走ったのか

では、なぜJTはM&Aを成長エンジンとするようになったのであろうか。そもそも日本たばこというくらいであるから、内需関連企業で海外にそれほど目利きができなさそうではある。

その背景に関してはJT代表取締役副社長である新貝康司著に詳しい。

>>>新貝康司JTのM&A 日本企業が世界企業に飛躍する教科書 」日経BP社

以下の3点が大きい。

  • 1985年のプラザ合意後の急激な円高
  • 1987年のシガレットへの関税率ゼロ(日米間)
  • 1988年の国内需要予想(20-60歳までの人口と一人当たり名目GDP)

というように民間企業!ではいかんともしがたい環境を目の当たりにし変わらなければと思いなおしたのが大きい。

JTに限らず、M&Aが会社の成長戦略に組み込まれている企業は国内での先行きがなくなった企業に多い。

M&Aのポイント

さて、JTのM&Aでのポイントはどのようなものであろうか。同書で繰り返し出てくるフレーズは「バリューチェーン」という言葉だ。

輸出・現地販売の事業モデルから、各国マーケットでバリューチェーン全てを有する事業形態へ脱皮することが必須でした。 

*1

 というように、各地ですべてを持つことに意識を置いたM&Aを行ってきたわけである。業種は異なるがダイキンもJTに近いM&Aをしているように見える。

JTのM&Aの歴史

JTの過去のM&Aの実績からピックアップしたのが下のリストだ。

  • 1992年:マンチェスター・タバコ買収
  • 1989年:RJRナビスコから米国以外のたばこ事業買収
  • 2007年:Gallaher買収
  • 2013年:水たばこメーカーNakhla(エジプト)買収
  • 2014年:電子たばこZandera(英国)買収
  • 2015年:レイノルズ・アメリカンから米国以外の「ナチュラル・アメリカン・スピリット」買収

毎度毎度買収価格が高いのでは?!ということで株式市場でネタにされる同社。

ギャラハー買収後にリーマンショックが起き、経営者は肝を冷やしたと思う。資本市場ではクレジットクランチなどもあったと思うが、うまく乗り越えてきたなと思う。

同時に新しい技術を持つ企業にも投資をしており、あらためて目鼻が効く会社だなと思う。冗談のような話だが、たばこ会社であるのに鼻がきく。

経営者からすれば、買収価格はいつも後付けの “Given”であるであろうから、周りからとやかく言われない程度の結果を出しつつ、時間をかけながら買収前以上の効果を出していくほかないのではと思うが、どうであろうか。それにしても Well-managedということである。

まとめ

たばこを吸わないのでよくわからないが、まわりに煙たがられないタバコができれば、それはそれは十分なイノべーションかと思う。電子たばこが喫煙者に受け入れられ、普及すればその要素を十分に満たすのではないであろうか。

たばこはいまやどこに行っても規制の嵐で、新規参入したいと思う人は少ないであろう。そういう産業は基本はM&Aが主力の戦略として機能するし、そうしなければ買われる方に回るしかない。

機関投資家もたばこや軍需産業には投資をしないという人も多いので、こうした切り口を乗り越えて投資家に投資の魅力をダイレクトに伝える方法が何かを考えるのも苦労は多いであろう。配当が増えていればよいといえばそれまでだが。

*1:出所:JTのM&A p.77

トリガーポイントのグリッドで腰の筋肉をストレッチ

年齢は仕方がないにしても腰が痛いのはつらい

長時間にわたって椅子に座る仕事をしていると年齢とともに腰に痛みを覚えるようにもなりました。仕事上は調べることが多いので一度作業を始めると1~2時間はあっという間に過ぎてしまいます。

腰の痛みの背景は、筋肉が落ちている&硬くなっていることにより、左右のバランスが崩れているとのことです。

対処法は、短期的には痛みのある個所と固くなっている箇所をストレッチし、長期的には鍛えるしかないそうです。

筋膜をはがすためにストレッチポールも選んだ方が良い

はじめは発砲スチロールのようなやわらかい素材でできているストレッチポールを使っていたのですが、正直物足りなくなってきました。グリグリ感が足りないのです。

通っているジムでは硬いストレッチポールだったのを思い出し、検索して購入したのがTRIGGERPOINT(トリガーポイント)のTHE GRID(ザ・グリッド)というストレッチポールでした。

自分が知らなかっただけで、アマゾンでも200を超えるレビューがついており、かつ評価も高いのに驚きました。私と同じような悩みを抱えている人が多いのだというのも認識。

 

これで筋肉をストレッチするとしばらくは弛緩して痛みも和らぎます。助かります。

グリッドの品ぞろえを見ると、GRID X Foam Rollerというのもあり、トリガーポイントのサイトを見ると「一番硬い」という触れ込み。確かに硬い方が良かったのですが、GRID Xの硬さが必要なのかは筋肉の状態次第かもしれません。

トリガーポイントとはなにか

ここまでトリガーポイントという言葉を使っておいて最後に名称の意味をまとめるとは何事かといわれてしまいそうですが、体の痛みのしこりになっている部分を言うそうです。ツボとは正確には意味は異なるそうです。商品名の意味が分かってきました。

トリガーポイントのサイトから、トリガーポイントの解説を引用すると以下のようになります。

トリガーポイントは前述のように筋膜の短縮に伴う筋膜の機能障害を誘発するポイントです。

出所:トリガーポイントのサイト「トリガーポイントとは?」

筋膜とは何か

筋膜は筋肉を覆っている薄い組織膜とのことで、この筋膜が不具合を起こすとトリガーポイントの原因になるそうです。

筋膜に機能障害が起きると筋膜は水分を失い柔軟性の無い筋膜繊維となり、自分の着ている服を一部分から引っ張られたような窮屈な状態になります。この窮屈さは水分を失い柔軟性をなくした筋膜だけでなく、そこにつながる筋膜の均衡を阻害する因子となります。

出所:トリガーポイントのサイト「筋膜とは?」

筋膜リリースは本当か

筋膜を引きはがすというコンセプトで「筋膜リリース」というフレーズを使っているのですが、本当なんでしょうか。

筋膜は目で見えないし、全身筋膜でおおわれているじゃないか、という突っ込みはあると思います。

ジムのインストラクターに話を聞くと、ゴリゴリ押し当てるのではなく、じわーっと押し当てて筋肉に覚えさせるように圧をかけていくというのが良いようです。

あまり強く長時間押し当てるとそれはそれで筋肉が硬くなってしまうとのこと。

トリガーポイントを扱う会社を調べてみた

アナリストとして購入した商品が良いとその企業を調べたくなるのが性分でこれはいつも同じです。とりあえず調べてみました。

どうやら、Impuls LLCという会社が運営しているようです。なかなか会社名にたどり着かないという、何かの戦略でしょうか。

https://www.tptherapy.com/tp_contact/headquarters

サイトを見ると動画コンテンツもあり、モノを売るというよりは「体験」を売るというコンセプトを前面に押し出しています。いかにも米国の会社という印象です。

“LEARN”には、購入者からトレーナーまでのコンテンツが並んでいます。このフォーマットは当たり前のようでいて、結構使えるなという印象です。

まとめ

トリガーポイントへの注射もあるようですが一時的なもののようですし、病院に行く手間と時間、コストを考えれば家でできるストレッチの方が手軽だと思います。

大学院では、システムデザインとそのマネジメントを勉強していましたが、筋肉というのはまさにシステムでどこかに不具合が起きると必ず別の部位に影響を及ぼします。筋肉はアスリートでなくとも気にすべき「システム」という印象を持ちました。深い領域だなぁ、と。

シリコンバレーについての壮絶なまとめ本

テクノロジー

シリコンバレーは米国経済のエンジン

個人的にも現在の米国の(株式市場)の成功はシリコンバレーにあると思う。

仕事をしたい人が十分に働けているかどうかという雇用についてシリコンバレーが貢献しているかどうかは自信をもってそうだとは言い切れないが(見た目の数字は悪くない)、シリコンバレーがリードするICT産業に将来製造業が入ってくると、米国経済は本当に最強だなと思う。そして、その最強の組み合わせを狙っていそうなところも米国のしたたかさかなと思う。

シリコンバレーをざっくり知りたい

その米国のありようについてまとめてくれている本が以下の本。

池田純一:〈未来〉のつくり方 シリコンバレーの航海する精神 (講談社現代新書)

正直、執筆者の意見そのものは見出しにくかったが、まとめ本としては良くできていて、カバーされているトピックは十分。

たとえば、グーグルに関しては、私の意見と相当程度^10 似ているし、フィンテック, FinTechという言葉自体は使っていないが、レンディングクラブもカバーしてある。

個人的にもブルンバーグも注目していましたが、その記載もあります。ブルンバーグがニューヨークという都市に注目していた事実とその背景を改めて指摘しているのには、なるほどと思いました。

読後感

一方で、この情報はどこから引っ張ってきたのか?という疑問も残るので、出所は明確にしてほしいもの。自分の意見であれば、その根拠も欲しい。

また、シリコンバレーに詳しいのね、と読みつつも、卒業した大学院は東海岸のコロンビアというオチ。

シリコンバレーの考え方については、NewsPicksのFinTech特集でインタビューさせていただいた増島雅和弁護士の回が秀逸。西海岸の弁護士事務所で勤務経験があるとのこと。

日本人もシリコンバレーのパワーを勉強するだけでなく、東京で実践したいもの。

正面から人を攻める。場所を攻めるのではない

風間八宏

人を攻略することで局面を打開する

現在の川崎フロンターレは、風間八宏監督の戦術がしっかりはまり、2016年のJリーグ第4節(3月19日)のアウェーのヴァンフォーレ甲府戦を終えて、負けなしで首位をキープ。

風間監督は試合後のインタビューにも次のように答えている。

いつも言っているのですが、うちは場所を埋められても場所を攻略するわけではないので、人を攻略するサッカーですから、そういう意味では今日なんかは壁パスやワンツーのパスなんかはすごく効果的なので、そこのところで人を動かしながら、どう崩していくかという作業をしました。

出所:KAWASAKI FRONTALE

ヴァンフォー甲府はホームゲームでもあるにもかかわらず、引いて来ることが想定されていた。川崎フロンターレはDFが自陣に引いて場所が埋まっていても、人を攻略することでゴールをこじ開けるという戦術を想定していたということになる。

場所ではなく、人を攻略するという発想に立てば、相手もファールをする確率が高まるし、それがゴール前であれば、FKのチャンスも増える。実際に、中村憲剛のFKが直接ゴールとなったことを考えれば、想定通りといえる。

メディアも結局は人をいかに攻略するか

サッカーに限らず、メディアも人をいかに攻略するかが重要である。

インターネットにおいてもメディアを複数持つことで、読者としての接点をより多く持つ(ページビューという概念か)ことでメディアとしての価値を向上させるという選択肢はある。風間理論でいえば、場所を攻めるということになるのであろうか。

メディアを運営するための資本と記者やライターが無尽蔵というのであれば、その戦略も選択肢としては十分ありな考え方だ。ただし、これは強者の戦略であり、弱者の戦略ではない。多くの人が取りうる選択肢とは言えない。

メディアの裏には記者、ライターがいてはじめて成立する。

ネットメディアは雑誌や新聞を背景として展開する場合には、多くの記者を抱え、記事の数が多いという攻め方がこれまでの既存ネットメディアの攻め方であった。

しかし、現状はそうした各社が一件合理的とも思える戦略をとることで、全体では齟齬が出ている。合成の誤謬といえるかもしれない。

それはどのような状況であろうか。

メディアの数とともに記事の数も多くなり、結果メディアのキュレーションが必要となってきたことは少しアンテナがたっていれば認識されていることである。

記事に関しては、記事の質、1本1本で勝負し、高品質の記事で局面を打開できれば、そうした記事の集合体であるメディアは既存メディアと比較し、局面を打開することが十分に可能であるし、時代の流れはそのアプローチを求めているといえる。その時には記事の集合体であるメディアという概念すら薄れているかもしれない。コンテンツにおける究極の局地戦である。

 元鹿島アントラーズの秋田豊の発言はがっかり、秋田は分析力なし

2016年3月19日に放送されたテレビ東京のFOOT×BRAINを見ていてびっくりした。

リオ・オリンピックのオーバーエイジ枠に誰を呼ぶのか-番組内でアナリストと呼ばれている都並敏史や福田正博、三浦淳宏らとともにオーバーエイジ枠の想定選抜メンバーを発表していた。

その際に、都並アナがFWでは大久保嘉人を呼ぶべき、なぜならば数字が出ているからという根拠を説明した際に、秋田は次のように反論した。

大久保の数字が出ているのは、フロンターレの戦術がはまっているだけ

出所:バックナンバー|FOOT×BRAIN :テレビ東京

秋田の分析力は相当程度疑問が残る。

大久保が結果が出ているのは、局面の読み筋とシュートという実行力があるからである。これは、個人の判断力の優位性を表している。いま、日本代表に足りないのは個の力の圧倒的に優れたプレーヤーだろうと思う。

ハリルの戦術も怪しいし、結果その人選も怪しいというのが本質であろう。U-23においても、個の力が不足しているので、手倉森監督も総力戦でメンバーを変えざるを得ないのが実際であろう。弱者の戦略としては、正しい解だ。

大久保が3年連続得点王だという結果は、もちろん大久保にボールを周りが集めているからというプロセスがあるからであるが、サッカーでチームで競技をしているのは他のチームも同じだろう。

秋田には二度とアナリストの名称を使ってほしくない。サッカー元日本代表で十分だろう。

ついでに言うと、状況を分析できない人間に解説もしてほしくない。ましてや将来間違ってもサッカーの監督などにはなってほしくないものだ。 日本のサッカーの未来をつぶしてほしくない。

小倉監督の目指す5人目の動きと実践結果-川崎フロンターレ対サンフレッチェ広島戦(2016年2月27日)

戦略

2016年に初采配を振るう名古屋グランパス・小倉隆史新監督が掲げるテーマが「5人目の動き」だというので、グランパスがどう実現するかなと見ていましたが、結局2016年Jリーグの開幕戦で川崎フロンターレが対サンフレッチェ広島戦で実践していました。

【追記:2016年8月24日】

結局小倉監督は8試合を残して「休養」という事実上の解雇をされました。Jでの本格的な監督経験がない中での登板でしたが、Jも決して甘いリーグではなかったということです。

これまで小倉元監督はGMも兼任ということで監督と分離しないで一体としてきたので勝てない責任をだれがとるのかという議論もありました。結局両方とらされることになりました。

理想の5人目の動き

ポイントは、2016年2月27日の対広島戦において、0-0で迎えた後半35分過ぎ。

フロンターレの中村憲剛がサンフレッチェの青山敏弘が受けたパスを後ろからカット。

そのボールを森本貴幸が受け、パスは大島僚太へ。

大島からのパスを大久保嘉人が受ける。大久保がドリブルで敵陣深くに切り込みながら、左サイドを駆け上がってきた中野嘉大へ。

中野はペナルティエリア内に切り込みながら、パス気味の早いセンタリング。

そのボールを待ち構えていた小林悠が森本の位置を確認しながらゴールに押し込む。

ボールの流れを順番に整理すると以下の通り。

  1. 中村憲剛
  2. 森本貴幸
  3. 大島僚太
  4. 大久保嘉人
  5. 中野嘉大
  6. 小林悠

中村を起点として、後続の5人が関係、連動しフィニッシュをする形というわけです。おそらく小倉監督が目指すのはこういうサッカーでしょう。

ただ、上背の大きな選手をスウェーデンから引っ張ってくる等したことからパスサッカーというより、両サイドで切り崩しながらズドン!という形なのかなと考え出すと、戦術と選手補強がバランスしてないなとも見えます。

Jリーグには上背のあるDFが少ないので、やりたい気持ちはわかりますが、正直ちぐはぐに見えます。

フロンターレの対サンフレッチェ戦での収穫

ポイントはデフェンス面といえます。

FC東京から移籍してきたU-23のリオ・オリンピック代表候補の奈良竜樹が非常に効果的に効いていました。

サンフレッチェのお決まりの浅野拓磨(U-23で奈良と同じくリオ・オリンピック代表候補)をきっちり抑えていました。テレビには浅野が苦笑いする様子も見られるほど、抑えきっていました。

フロンターレのタイトルを取れない理由の一つとしていつもあるのが、ディフェンスが弱いということですが、2月27日の奈良の動きを見ていると安心感が持てます。

また、フロンターレの新ゴールキーパーのチョン・ソンリョンもナイスセーブを連発し、こちらも安定感抜群でした。ゴールキーパーだけに言語の問題がありそうかなと思いましたが、今回はその点に関してはそれほど意識しなくてはならない問題には見えませんでした。

2016年はクラブ創設20周年なので本当にタイトルとってほしいものです。

個(タレント) × 規律(ディシプリン) = 世界観(ビジョン)

これで話が終わってはサッカーの話だけではないか!となってしまうので、同じテーマで別に切り口から。

やはり他を圧倒するプレーやサービス-でも同じだと思うのですが-を実現しようとすれば、「個(タレント)」が「規律(ディシプリン)」にしたがって動き、その動きが連なること-連動ともいえるでしょう-で「世界観(ビジョン)」を実現するというのが最強なのではないでしょうか。

フロンターレの場合には、「個」の力はそれぞれの強みは中からでも外からでも同じような評価かもしれませんが、ボールを持っている人にできるだけ顔を出すという「規律」の一つをしっかりと実践し、ポゼッションを圧倒的有利にすることで得点確率を上げるというものです。全員がこの「規律」を頭で理解し、体にしみこませることで実現しています。

ここまで書いてみて、改めて自分たちの規律について見直さなくてはと思いました。

強いチーム・強い組織の条件とは何か-「個」vs「組織」

戦略

強いチームや組織を作りたいというのは経営者のみならず小さなチームの将来に責任を持つ者にとっては目先の目標ともいえますし、長期の理想ともいえる難しいテーマです。今回は強いチームや組織作りに成功した人を中心に取り上げ、どのような共通項があるのかを見出してみたいと思います。【2016年8月17日更新】

強いチームや組織に必要なこと

強いチームや組織とはどのようなものかを考えることが多くなった。強いチームとはどのようなものなのであろうか。

一口にチームや組織とはいっても規模が異なれば考える次元も違うのであろう。しかし、チームや組織の規模の大小を置いておけば、強いチームや組織に必要なのは、なんといっても「個」が局地戦で負けないということが必要なのではないかと思う。

つまり、「個」が競争優位を確立できているかにあるかと思う。「個」が負けなければ、その集合体であるチームも強いという発想である。

「個」が強いとはどういうことか

では、「個」が強いとはどういうことであろうか。「個」がチームの一員であるとすれば(つまり「個」は「個」であるが組織として戦っているという前提)、組織としての戦略はありながらも、その戦略に基づいて「個」が局地戦で優位な状況を築くことができているということである。そのためには「個」が属するチームや組織の戦略を理解し、その戦略をもとに「個」が自分が対峙する局地で戦術に落とし込んで勝率をあげることが必要である。

もちろん、チームや組織のリーダーが戦略や時には具体的な戦術を「個」に示し、浸透させることが必要だろう。

しかし、後で述べるチームや組織としての「全体」としての武器となる優位性が確立できていないチーム組成の初期フェーズでは「個」の実行能力に依存せざるを得ない場合が多い。そのため、初期フェーズのチームや組織は「個」の力に依存することは前提となりがちであり、チームや組織が生存確率を上げ続けるためにも、「個」の競争優位を上げ続けることが必須となる。

「個」の競争優位を高めるには

では、「個」の競争優位を引き上げ続けるにはどうしたらよいであろうか。これは、「個」に刺激を与え続け「個」の潜在能力を引き上げるか、もしくは「個」同士を比較し継続的に優位性のある「個」に換え続けなければならない。

余談だが、今年で就任5年目を迎える川崎フロンターレの風間八宏監督は、川崎フロンターレの戦力強化は常にこの発想が前提にあるといってよい。

たとえば、中村憲剛、大島僚太というようなチーム戦術を考える上で鉄板のボランチのポジションに、原川力というような大島と同世代(U-23)の有力な選手を同ポジションに連れてきており、ポジション争いをさせている。

また、同チーム内でも、これまでディフェンダーとしての出場機会の多かった谷口彰悟といった選手もボランチを希望するなど、新規と既存選手相交えてのポジション争いとなっている。

もちろん、中村の年齢を考えれば、ポスト中村という選手を育てていかなければならないが、基本は「個」の競争優位を引き上げるために、競争を持ち込んでいる。

Jリーグで3年連続得点王の大久保嘉人も川崎フロンターレでは欠かせない選手ではあるが、上で指摘したように、競争に勝ち続けた結果が今の結果ということもできる。

風間監督の「個」についての考え方は次の本が参考になる。

>>「 1対21 」 のサッカー原論 「 個人力 」 を引き出す発想と技術

余談ついでに監督の資質について読んでおいて損がない本がある。それが以下の本である。

>>辻秀一「スラムダンク勝利学

スラムダンク勝利学では、コーチの条件として以下の5つのポイントをあげている。

  • 理解力(コンプリヘンション)
  • 正しいものの見方(アウトルック)
  • やさしさ(アフェクション)
  • 魅力的な個性(キャラクター)
  • ユーモア

いずれもなかなか十分に持っているといえる人も難しいだろうが、特に上の2つは基盤ともいえる条件だと思う。

「個」の役割はマニュアルを作り業務を標準化させること-無印良品

無印良品の業績を大きく回復させた松井忠三氏の言葉で印象的なのは、現場の人間がマニュアルを作ることこそが仕事だというのだ。

現場を良く知るものがマニュアルを作り、業務を標準化し、またその修正を行うというものだ。確かに現場手動に修正領域までを任せることができれば、不完全なマニュアルだとしてもアップサイドが期待できる。

マニュアルをトップが現場に渡すのではなく、現場から全員に共有をするというものだ。そうすることで仕事のスキルやノウハウが共有ができ組織全体のスキルとなるというものだ。

>>無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい (ノンフィクション単行本)

ただし、ひとつ疑問なのが現場にマニュアルを作ることができる能力のあるものが果たしてどれくらい存在するかということである。マニュアルを作る、業務を標準化させるというのは極めて次元が高い作業のように自分の経験でも思うのだが、そこは無印良品がどうクリアしたのかを知りたいところではある。

「個」から「全体」優位への脱却

チームや組織が小さいうちは、そうした「個」の競争優位に依存することが多いが、その規模が大きくなるにつれ、必ずしも「個」の競争優位に依存しなくてもよい(意図的も含む)状況となる。

それは、チームや組織としてのリソース(人やカネ、モノ)が増えることで、「個」の強さを引き出すためのチームや組織の仕組みづくりによる「全体」の優位性を生かした展開もできるようになるからだ。「全体」の優位性というのは、チームや組織のブランドかもしれないし、製造業でいえば家内制手工業的なアドホックな生産設備ではなく、量産を前提とした大規模な生産設備になるかもしれない。

一方で、「全体」に目を向けるのには永続的に競争優位のある「個」に依存することができないということもある。有能な「個」も無限にいるわけではなく、チームや組織の規模が大きくなれば、「個」に依存しない仕組みづくりを考えなくては事業がスケールしないことも多い。

私はビジネスモデルはバリューチェーンのデザインとその運用手法という定義をしている。ビジネスモデルというのは、「個」への依存度を極限にまで減らし、「全体」としての競争優位を確立できたものを指していると考えている。なんでもかんでも商売の仕組みをビジネスモデルと呼ぶのはいかがなものかとも考えている。

ビジネスモデルの強さというのは、仕組みに強さがあるのであって、誰がその仕組みの一部になろうとも、モデル全体の競争優位が変わらないというような代物であると考えている。

強いチームや組織に必要なのは、チームや組織組成初期フェーズの強い「個」による局地戦の勝利やその勝率をいかにうまく「全体」の勝率にまで転換していけるかがカギになると思う。逆にそうしたシフトができなければ、「全体」としての生存確率を引き上げることはできず、「全体」には戦略がないこととなる。

「全体」として弱い「個」を刺激する方法-オープン・イノベーションの本当の意味

「個」から「全体」への転換が必要なのはわかったが、それに挑戦し続けて失敗してきた歴史の積み重ねがいまだ、というような経営者も多いであろう。それに対してどうすればよいかという答えがオープン・イノベーションだ。

オープン・イノベーションといえば、社外のリソースを有効活用して、自社の成長ポテンシャルを引き上げるといえば聞こえが良いであろう。しかし、実態を言えば、「社内が本当にどうしようもなく使えないので、外部に頼らざるを得ない」というのが近いのではないだろうか。

結局、「個」の競争優位を高めることで一度は「全体」の仕組みづくりに成功しても、「全体」の競争優位を高め続けることは難しい。新しいことに挑戦するにしても、基本的にはまた「個」の競争優位がどこにあるのか、何をどうするのかを考えなければならない。突き詰めて考え、社内にリソースがないとなれば、外部にそのリソースを求めなければならない。それがオープン・イノベーションだ。

こうしてみると、チームや組織がどのステージにいようと、強い「個」は永遠に必要で、優秀な人材を「人財」という経営者も多いが、本当にその通りだと思う。

まとめ

いかがだったでしょうか。強いチームや組織を作るためのヒントは見つかったでしょうか。いくつかの例を見てきましたが、個の能力をどこまで認めるのかという議論は残りますが、「個」発の変化がいずれにせよポイントになるのかなと思います。

つまり「全体」はやはり「個」に依存しているのであり、「個」を生かすのには「全体」、つまり組織を動かすための仕組みづくりであり、それが経営者の仕事ということになりそうです。頭でわかっても実行するプロセスをまた考える余地は大きそうです。

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