「銀行はこれからどうなるのか」を出版します。銀行から見るFinTechとは
書き下ろし第3弾として銀行セクターを分析した「銀行はこれからどうなるのか」を3月27日に出版となりました。銀行業界に興味のある方や就職活動をしている学生の方など幅広く読んでいただければ幸いです。
金融関連の最近のニュースを理解したい
現在、マイナス金利や地方銀行の再編にはじまりFinTech(フィンテック)やビットコインといったキーワードとともに、銀行や金融に関係するニュースを目にすることが多くなりました。
その一方で、それらのニュースがどのような背景があるのかを理解するのに苦労しているという人も多いのではないでしょうか。
今回は、そうしたニュースの背景を理解できるように銀行業界が直面している問題の根っこを見出せるように様々な角度から分析をしました。
三省堂書店@有楽町
世界の銀行と金融機関を俯瞰する
本書で取り上げる銀行は、いわゆるメガバンクだけではなく、主要地銀、ネット銀行、ゆうちょ銀行、小売りが運営する銀行、海外のJPモルガンチェース、ウェルズ・ファーゴ、ゴールドマン・サックス、HSBC、サンタンデール、BBVA、ペイパル、アリペイ、WeChat、JA、信用金庫など幅広く取り上げました。
また、まだ上にあげた金融機関が十分に意識していないであろう潜在競合企業であるAmazon.comを中心に、どのような事業展開をしてくるのかについて考えています。
銀行からFinTechを見る
今回はFinTechから銀行を見るのではなく、銀行からFinTechを見つめることで、いまFinTechといわれるトレンドの中で何が注目されているのかを理解しようとしています。
これは世の常ですが、攻める方の分析するよりも守る方を分析することでより多くのことが見えてくるからです。
FinTech分野の執筆をしないかというご依頼は何度かいただいたことはあるのですが、自分自身あまりしっくりきませんでした。
ただ、今回は編集者から「銀行ってこれからどうなるんですかね?」という質問が今回の執筆のきっかけになりました。
自分自身でもその姿を見たくなったからです。
都合、約半年かけて国内外の金融機関の決算書の分析や外国人へのインタビューを繰り返して、本書ができました。
銀行業界の未来予想図の一つとして読んでいただければ幸いです。
これまで、電機や自動車セクターを分析しましたが、ポートフォリオマネージャーがポートフォリオを構築するときに重要な判断が必要とされる大きなセクターは残すところ銀行セクターだけでした。今回はその意味でも自分の中で分析しておきたいという思いが強かったことは確かです。
また、銀行セクターは専門性の高いセクターですが、テクノロジーで産業構造が大きく変わろうとしている状況はテクノロジーアナリストとしては格好の調査対象といえます。引き続きこの業界もテクノロジーという切り口で分析し続けていきます。
紀伊国屋@大手町ビル
最後に
書店さんでも大きくスペースを確保していただいています。感謝しかありません。
できるだけ多くの方に目を通していただき、日本の金融業界がよりよく発展するためのきっかけになればと思います。