マスターキートンがインテリジェンスの原点なんですよね。ベタではありますが
昔、熱心に読んでいたマスターキートンが久々に新刊「MASTERキートン Reマスター」 がでた。
そこで、買って読んでみた。
相変わらず面白い。
学生時代に読んでいた時は、欧州の歴史の話とともに世界情勢の掛けあわせが面白かった。
大学院ではインテリジェンスを専門に勉強したが、原点はマスターキートンの気がする。
自分のはじめの就職先が保険会社であったというのも、偶然でない気がする。
Master Keatonはロイズのオプという設定。
私自身、その仕事に就いたことはないが、学生当時はロイズって何?思ったものだ。
オックスフォード大学ベリオールコレッジ校卒業の修士。博士号はない。
ここもようやく同じレベルにまで来たw
相変わらず、ストーリーをつくっている長崎尚志氏はすごいなと。
以前は何やらクレジットでもめていた話を聞くが、昔も今回も質は変わらないと思う。
漫画の良いところは、ストーリーにメッセージを埋め込めるところ。
今回もなにやらいろいろ考えさせられるメッセージがあちこちに。
太一(キートンのこと)が夢をかなえた人の本を読んで出た結論が、
あきらめなければ、人は絶対夢をかなえられるって。
あと、キートンはフォークランド紛争に参加したことになっているが、その時の同僚がキートンに語りかえるセリフ
戦争は、頭の中の羅針盤を狂わせる。
多くの人に読まれる本というのは、色々な人との接点を盛り込んだものなのかもしれないと。
それにしても、しっかりと練られないと読め続けられることはないとは思うが。
いずれにしても楽しい読書タイムでした。感謝。