都市をデザインするというのが一番インパクトがあると思えるようになった
表題を考えているところに、Wiredのタイトルが目に入ってきた。
「未来都市2050」
ばっちりのタイトルだったので、購入。
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結局、どんなガジェットが出てきてもインフラが未整備では広がらない。
iPhoneがどんなに素晴らしくても、充電するためのインフラがないとだめ。
特に、最近のスマホはご存じのように、電池が持たない。
(サムスンのGalaxyはもっとひどいわけで、これはOSが自前でないことによる)
その前に、通信インフラも2Gではなく、3Gでないとだめだったし。
電気自動車が売れないのもインフラが未整備だから。
もっというと、ガソリン車の機能を置き換えた電気自動車なんて意味がない。
ネットワークの便利さを知った僕ら世代には、ハードウエア単品勝負は難しい。
つまり、目に見える・手触り感のあるデザインだけでは十分ではないということ。
あらゆる分野にせよ、本当に優秀なデザイナーは目に見えない領域への配慮が深い。
これは、ビジネスモデルを組み立てる経営者も同じ。
「ビジネス」そのものは見えないのだけど、会計を通じてシステムを覗くことが可能。
会計による数字はそのための「レンズ」のようなもの。
デザインの対象が大規模化するにつれて、設計も複雑になる。
これがデザイナーの腕の見せ所というわけだ。
目に見えるもの、いわゆるハードウエアだけで評価しているのは痛い。