日本の成長戦略って実はそんなに派手じゃない方がいい
日本の成長戦略って、いつも大上段に振りかぶりすぎです。
過去を振り返れば、すべて大がかりです。
原発、新幹線、スマートシティ、ハイブリッド・電気自動車、グリーンテック、バイオ、、、
これは経産省がアイディアを引き出すのに大企業にヒアリングしすぎるからです。
当然かれらは勝機がない事業も国の支援を引き出して商機にしようとするでしょ。
国はいわゆるバイアスがかかりまくった情報を鵜呑みにしているにすぎません。
日本の競争力が「側」にないとすれば、全く勝算がないことに資源を費やし過ぎです。
だとすれば、日本の成長戦略はどこにあるのでしょうか。
本当に戦う領域を知っているのは、海外ですでにかなりのポジションを持っている会社。
それは大企業であるかもしれないし、小さな会社かもしれません。
経産省は近寄ってくる会社をはねのけ、ボトムアップで探さないと見えてこないかもしれません。
経産省に近寄ってくる会社ほど、戦略がないのでしょう。
それはそれでよいスクリーニングかと思います。
アベノミクスの成長戦略がもともとそんなに期待されていたとは思いません。
しかし、聴衆もそれほど愚かというわけでもなかったというのが実際でしょう。
そろそろ、何を掘り下げて、何を切るかを論じないと次の20年は見えません。
日本の世界の立ち位置を考えれば、それは国内限定ネットサービスでもないしインフラ全部で勝負でもないでしょ。
私にもまだ見えませんが、上2つが違うのは良く分かる。
安倍政権は「中国がこけて、米国が絶好調」の時のシナリオを果たして持っているのでしょうか。
メリットを受けるのは自動車だけですか。結局。