泉田良輔の考えたこと

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ギグ・エコノミーとは。「ギグしてる?」と時代は職探しから働き方探しへ

GIG(ギグ)というとBOØWYの"LAST GIGS"を真っ先に思い浮かべるのは私だけだろうか。

中学生からそもそもずっと「ギグスってなんだろう」と思っていたところに今回の本「ギグ・エコノミー 人生100年時代を幸せに暮らす最強の働き方」を読む際に改めて辞書を調べてみた次第。

そもそもギグとは

リーダーズ英和辞典で「GIG」の5番目の意味として、

ギグ⦅ジャズ(ロック)演奏会⦆;(口)特に⦅一晩限りの⦆演奏の契約[仕事], 出演…

ととなっており、なるほどと。

これでBOØWYの"LAST GIGS"の意味もよくわかります。しかもGIGSと複数形です。

日本人にわかりやすいように言い換えれば、つまり、フリーランス・エコノミーという訳です(英語ですが)。

ギグ・エコノミーはどこまで影響力があるの

先の本では、そもそもギグ・エコノミーがどれだけの規模なのかを把握するのは難しいといっています。

ただ、米国で非伝統的な働き方をしているのは、2005年に10%だったものが、2015年には15.8%に増加。

また、2005年から2015年におけるアメリカの就業人口の純増はすべて非伝統的就業形態によるものだったそう。

こうしてみると、ギグという仕事の仕方の良し悪しは別として、それを前提に労働者も考え方を持っておかないと、時代の変化には適応できないということになります。

日本でいろいろと議論されている副業がOKかどうかという話ではなく、副業ありきの人生を考えないと取り残されるともいえます。

ギグ・エコノミーが拡大している背景とは

本の中ではいろいろとデータとして面白い引用をしていて、そうした中からざっくりとした特徴を言えば、

  • フルタイムの雇用が(過去のトレンドと比べると)増えていない
  • 雇用創出に欠かせない新興企業の勢いがなくなっている
  • 企業がフルタイムの従業員を敬遠していること

とのこと。

もっとも、もっと言ってしまえば、社内(つまり従業員)としてできることの付加価値を外部でも十分出せるということであろうし、そもそもその費用対効果が高いから企業もそうした行動に出ると言えます。

また、企業がそうした発注をする姿勢があるために、そうした需要を受け止めようとする供給が増えるの繰り返しでしょう。

ギグと相反する就職活動

ギグありきの人生とすれば、就職活動なんてものは、ばかばかしいということになります。

ギグするには専門性が必要なのですが(これもいつもある話)、大きな企業に就職して、専門性という面でエッジの立っていないポジションを数年でもしてしまうと、ギグするには遠回りということになります。簡単にギグできないわけです。

大企業に何かの専門性を求めない限り、リスクといえます。

ギグで苦しくなる職業とは

企業もギグで対応できる仕事をあえて社内にリソースを抱えるということはしないでしょう。

よほどギグの内容が良いか(一度手放すと順番待ちになるとか)、その人材のギグ以外の要素が評価されているかということになります。

したがって、フルタイムの仕事をし続けたいと考えるのならば、以下の様なエッセンスが必要となるでしょう。

  • 自分の強みはギグで置き換えられない領域で形成する
  • 社内特有の作業をコントロールできる立場になるか、それに従事できるようにする
  • 圧倒的なギグを出し続ける

主にはこうしたことではないでしょうか。

ギグがあることでこれまで以上に自分の仕事が相対評価されやすくなり、フルタイムも厳しい時代にどんどんなりつつあります。

フルタイム対パートタイム、これは今後産業動向も含めて大きなトピックになっていくと思います。

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