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泉田良輔の考えたこと

ノマドアナリストが株式投資, テクノロジー, エネルギー, FinTech, メディア, サッカーをテーマに.

川崎F中村憲剛の評価はMVPで実証済み。日本代表とウーイェイとジャスティスの間に

川崎フロンターレ(川崎F)の元キャプテンでMFの中村憲剛選手。元日本代表であり、また2016年JリーグMVPを受賞するなど年齢を考えればベテランという域ではあるものの、いまだにJリーグでトップレベルのパフォーマンスを見せる稀代のサッカー選手。

中村選手が試合を俯瞰できるという評価とそのパスセンス、またゴールをどん欲に狙う姿は経験値とは裏腹にサッカー小僧ともいえる。将来は川崎Fの監督候補でもあろう。

ここでは、中村選手のブログやTwitter、試合後のコメントなどをもとにそのサッカー観を分析する。

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中村憲剛選手はエンターテイナーでありパブリシティがうまい

中村選手を理解する際にメディアとの関係づくりがうまいため様々なところで目にすることができる。

ゴール後のウーイェイやジャスティスといったパフォーマンスもエンターテイナー前回のパフォーマンスである。

その一方で、パフォーマンスにとどまらずにサッカーの本質も上手に伝える努力をしている。

技術であったり、ゲームメイク報であったり、俯瞰できるイメージやメンタル面のコントールの仕方をよくとらえているのが、以下の著書。おすすめ。

>>サッカー脳を育む/中村憲剛

中村憲剛のコメントから試合の読み筋を学ぶ

戦線後の振り返りは、戦術を確認するのと、どのように選手が考えてプレーしていたのかを知れて非常に貴重。

2017年Jリーグ 第12節 対鹿島アントラーズ戦

いやー、いい試合でした。

2点目は自分たちが握ったところからスタートしたが、相手がボールに食いつき気味という特徴があったので、そこを逆手に取ってうまくゴールにつなげることができたかなと。2-0で前半を折り返して、後半相手がどんどん出てくるので、その隙を突いてノボリ(登里享平)が決めたのも大きい。*1

2017年Jリーグ 第11節 対ジュビロ磐田戦

最初は少しバタバタしたが、ボールを保持できるようになってからは、どうやって崩していこうかということを考えていた。どこで仕掛けるかというのをもっと合わせることができれば、もっと崩せたのかなとも思う。

2017年Jリーグ 第10節 対アルビレックス新潟戦

圧勝。まずは勝ち癖を付ける試合。

憲剛は欠場。

2017年Jリーグ 第9節 対セレッソ大阪戦

怪我人などの選手リソース、スタメン、試合内容、いずれもやる気が見えなかった試合。

憲剛は欠場。

2017年Jリーグ 第8節 対清水エスパルス戦

アバンテを歌っている最中に失点という珍しいパターン。そして同点に。

サポーターからすると、なんだかなぁという気持ちと、素直に価値キレよという試合。

後半にケンタロウ(森谷賢太郎)が入って、球離れを早くして、相手に守備の的を絞らせない。相手も前半から走っていたし、空いてきた。相手のカウンターもケアできていた。相手からすれば、ボールは取れないし、攻めようとしてもすぐ取られる。追いついた瞬間はいけると思ったし、実際に逆転もできた。3点目も取りに行ったし、周りも守るつもりはなかった。*2

2017年Jリーグ 第7節 対コンサドーレ札幌

甲府戦と同じ。引いてくる相手の攻めの選択肢。

もっとペナルティエリアのど真ん中から攻めたい。そこを閉められたら、外からいけばいい。*3

プロサッカー選手でもこうした基本的なことをあえて言わないといけない、と思ってしまう。

前の選手がマークにつかれても、積極的に剥がしたり、止めて蹴って前を見て展開する。そういう前線3人の関係性が皆無に近い状態で、1対1でやっている。ユウ(小林悠)がたまにボールを受けてポストして、というぐらい。もうちょっと汲み取ろうとしないといけないし、突破が単独になる。*4

2017年Jリーグ 第6節 対ヴァンフォーレ甲府戦

川崎F相手に引いてくる相手への攻め方の典型パターンのコメント。

相手は真ん中は固めている。外に1回開かせないと、なかなかあのブロックは崩れない。相手が狙っているのは縦パスを入れたときに潰してカウンター。だから、いつ縦パスを入れるのか。そこを共有しないといけないが、今日はそこが足りなかった。*5

2017年Jリーグ 第5節 対ベガルタ仙台戦

前線3人でもいろいろ話をしながら、ユウ(小林悠)もタツヤも飛び出しができて、自分のポジションもワントップなのかトップ下なのかよくわからない感じだったので、相手もマークにつ来づらかったと思う。前にボールが入った瞬間ユウがキープしてくれれば、自分がフリーだったのでそこからタツヤやユウにスルーパスを出す仕事がメインだったかなと。あとはカウンターの起点になったり。まず前の2人が背後にランニングできるのが大きい。それで相手の3枚が引けば、自分が空く。ダブルボランチも自分のことを気にはするが、どちらかというと後ろに受け渡す感じだったので、それだったら平岡選手に張り付かずにボランチの背中で受けるイメージでプレーした。1点目みたいにリョウタ(大島僚太)から相手のボランチの背中でボールを受けて、ハイネルに出して、ユウにつながり、タツヤが決めた。今日はそれが仕事だと思っていた。*6

これがゼロトップの解説。

鬼木監督よりもコメントが詳細(笑)。そして分かりやすい。

2017年ACL 第3節 対広州恒大戦

立ち上がりは相手も迫力があったし、こっちもいろいろ変えた部分があったので、やっていてちょっとうまくいかないなという感じはあった。でも落ち着いて30分を過ぎたあたりから相手の空いているところはわかっていたし、しっかりボールを回しながらそこを突けばいけるという感触はあった。*7

サッカーは相手がどんなに強力でも常に攻めているわけではない。そこのスキを見出して、狙う。

2017年J1リーグ 第3節 対柏レイソル戦

試合前にオニさん(鬼木達監督)が攻守で圧倒しようと言っていた。フロンターレに入って長いが、守備でも相手を圧倒したのは久しぶり。相手のやりたいことを、なかなか出させなかった。それを体現できたのは大きな勝利だった。今日ぐらいみんながファイトすれば、そんなに簡単に屈するチームではない。ただ、もっともっとボールを持った時の攻撃の質、精度がまだ欠けている。良い形で攻撃を完結していきたいし、そこに向かってやっていきたい。*8

2017年のフロンターレの課題はいかに勝ち切るか。

前半から後半途中までリードしていても試合終了直前に同点に追いつかれる、勝ち越されるようなシーンはもうたくさん。

等々力劇場はエンターテインメントとしては秀逸だが、常勝チームにはもしかしたらいらないエッセンスかもしれない。

その意味で、これまでの攻撃一辺倒から攻守で圧倒するというのは、高みへ達するための条件といえる。

2017年J1リーグ 第2節 対サガン鳥栖戦

3ボランチだが、高橋選手のアンカーは一人。彼が自分に引っ張られれば、ユウ(小林悠)が空く。自分が顔を出すことで、バイタルから前に行くシーンは増えたが、そこから最後の仕上げ。ペナ幅、サイドの崩しがまだまだあっていない。*9

崩しの起点の中村選手。

決定機をモノにするシーンで、今年は大久保嘉人選手がいないため、小林悠選手だけなのが現状の弱み。結果、中村選手も得点を意識したプレーとなり、2017年3月20日現在で既に2得点。

阿部浩之選手や大塚翔平選手、森本貴幸選手にもそうしたプレーが求められるが、まだまだ。

2017年J1リーグ 第1節 対大宮アルディージャ戦

今までは良い試合をしても、隙を作って負けてしまったこともある。この試合でそれがすべて解消できたわけじゃないけど、去年の悔しさを思い出しながらやれているし、それが結果につながったところもあると思う。*10

本当に上の言葉がフロンターレのすべて。

2016年天皇杯 決勝 対鹿島アントラーズ戦

自分たちがチャンスを外して、向こうがセットプレーで2発決めている。わかりやすい。*11

本当に悔しい試合。

お互いのストロングポイントの戦いとその結果。

キックの軌道も得点の時は変えてきた。ちょっとしたことだけど、すごく大きな差になっている。

セットプレーの鹿島の小技もきいているらしい。

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2016年J1リーグ 第15節 対鹿島アントラーズ戦

ボールを持ちながらやれればベストだとは思うけど、むこうもほぼ2バック状態でどんどん1ボランチ気味にして上がっていったので、そこで守備と言うか、細かな修正じゃないが、サイドハーフを下げさせないとか、FWを縦の関係にするとかは出来ると思うので。*12

3-5-2と4-4-2のシステムのぶつかり合いとその解説。

本当に絶妙に試合内容。

どちらが勝ってもおかしくなかった。

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