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Shake Shack(シェイクシャック)有楽町店。混雑避け11時前に並び待ち時間15分程度

シェイクシャックの有楽町店に行ってみました。米国の有名な外食チェーン店で上場しているとあれば、投資家目線で混雑レベルや味、スケーラビリティを一度は確認しておきたいところです。

シェイクシャック有楽町店に

仕事の途中にシャックシェイク有楽町店の前(東京国際フォーラム)を通りかかり、目に入ってきたのは開店を待つ行列。11時前ですでに行列ができていました。混雑というほどではないです。

行列の待ちの人にはメニューが配られ、どれにしようかなと。

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ただ、行列はそれほど長くもなく、開店時間まで15分ほど待ち、店内へ。

待ち時間といえば、注文するまで5-6分程度かかり、客も店も慣れていないという感じ。注文をしてから、席は自分で確保。

ちなみにこちらがメニュー。

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実は注文してから料理(といってもハンバーガーだが)が出てくるまでが長い。

注文時にイオンモールなどのフードコートでもおなじみのバイブレーター付きブザー装置を渡される。待つことと15-6分。

そしていざハンバーガー。給食時に使用するようなアルミ?製のトレーに乗ってきました…。

そして味の方ですが、はい、日本のモスバーガーの方が好きでした。並んで食べるまでもないかと。ちょっと期待したレモネードも普通。

値段はめちゃめちゃ高いわけでもないですが、モスと1500円するプレミアムハンバーガーの間という感じです。

肝心のシェイクシャックの株価はどうか

時価総額は800億円弱。株価は上場以降、一時期を除いては右肩下がり。これであれば、スターバックスやマクドナルドでいいやという投資家も多そう。

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店舗数

2016年3月末のアニュアルレポートより*1

  • 米国:44店舗(自社運営)+5店舗(ライセンス)=49店舗
  • 海外:40店舗(ライセンス)
  • 合計:89店舗

売上高と収益

2015年度のシャックシェイクの売上高が183百万ドル、ライセンス収入が7百万ドル。つまり、合計で190百万ドル(約190億円)。

2015年度の営業利益(オペレーティングインカム)が6.7百万ドル(約6.7億円)、営業利益率は約3.5%

2014年度のシャックシェイクの売上高が112百万ドル、ライセンス収入が6百万ドル。つまり、合計で118百万ドル(118百億円)。

確実に大きくはなっていますが、そもそもの売上高規模が小さいのと、利益率はいかんともしがたいレベル。

スターバックスとマクドナルド

外食企業として比較の意味を込めて、スターバックスとマクドナルドの株価も確認しておきましょう。

米国の外食チェーン店の株価そのものが冴えない動きをしています。背景を探りたい感じになってきました。

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まとめ

シェイクシャックもまだ会社の規模も小さく、収益率も低く、会社の知名度の割には投資対象としては魅力ないかもしれません。

つまり、株価はそうした過剰な期待が入っているというレベルかもしれません。

肝心のハンバーガーも、ポジショニングが微妙。

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