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泉田良輔の考えたこと

ノマドアナリストが株式投資, テクノロジー, エネルギー, FinTech, メディア, サッカーをテーマに.

風間八宏川崎F監督が2016年シーズンで退任…ポスト・ハリル日本A代表/五輪代表監督でもなくグランパスか

いつかこの日が来ると思ってましたが、とうとうこの日が来てしまいました。サッカーで5年間も同じチームで監督をやるということ自体があまりありないことでしょう。今回は風間八宏監督が今後どうするのかについて考えてみたいと思います。【2016年11月21日更新】

名古屋グランパスへ移籍?!

もともと川崎フロンターレ後は五輪代表監督かという話もありましたが、な、な、なんと名古屋グランパスへの移籍が濃厚との報道が出ています。

正直、J2に降格する名古屋グランパスに何があるのかは不明です。また、何年契約かは不明ですが、一旦はクラブチームの監督を続ける様子です。

ただし、2016年11月19日放送のテレビ番組「Foot X Brain」に出演した風間八宏監督に近いジャーナリスト木崎伸也氏の口は重たく、何かを感じさせます。

元Jリーガーの三浦淳宏氏の「なぜ風間監督は(川崎Fを)辞めるのか」という質問に対して、回答に非常に時間がかかりました。また、その回答も風間監督のこれまでの発言を繰り返したような内容で新鮮味がありません。気になります。

サウジ戦でハリル更迭を見込んでいた?!

完全な憶測ですが、先日の2018年のロシアワールドカップ最終予選の対サウジ戦で日本A代表ハリルホジッチ監督の続投が決まり、更迭がなくなったために同時に今のタイミングでのA代表監督はなくなったということを見越して名古屋グランパスで決めたように見えなくもありません。

風間監督は実際に日本を世界に置いてみてどう見えるかというのをよく発言しています。

必ず海外が面白いという訳では無いですし、海外から何かを学ぶというのはいつも言っていますけど、もう必要が無いんじゃないかなと思いますので、我々独自のもの、ペトロヴィッチさんも外国人とは思っていないです。監督の一人の仲間だと思っていますし、他の外国人監督もそうですし、自分達が日本人という選手が中心の中でどんなサッカーを作って、どんなサッカーを見せられるのか、今日はサポーターもあれだけの雰囲気を作ってくれましたし、恐らく外国でもそう簡単には無い雰囲気だと思います。*1

個人的には、A代表&五輪代表兼任も見たかったのです。そうした可能性を風間監督が見ていたとすれば、その可能性もなくなったというのであれば、とりあえずグランパスで決めたというのもわからなくもないです。

名古屋グランパスを世界に通用するビッククラブにしたい!!!

もう一つ考えられるのは、風間監督が名古屋グランパスの今後ビッククラブになる可能性に賭けたというビジネスマン、いや投資家という視点です。

名古屋グランパスは今や、トヨタ自動車の子会社です。トヨタ自動車の潤沢な資金力をバックにしていれば、金銭面で面白いことはできそうです。

川崎Fには5年もいたわけですから、名古屋グランパスで長期政権を敷けるとすれば、面白い展開も期待できそうです。トヨタ自動車に「日本でも、バルサやレアルようなビッククラブを作りたい」と口説かれたら、なんだか現実味がりますよね。

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その一方で川崎Fは風間八宏ロス

川崎Fはこれ以上風間体制を続けることでチームにどのような変化を付けることができるのかという点に関し、フロント及び監督視点に立つと、まあ風間監督のいうように「5年で一区切り」というのは仕方ないかなと。

ただし、このタイミングでの発表は難しいですね。CS、天皇杯も残されているので、どうしてもそわそわしてしまいます。

正式発表は10月12日

11日も川崎フロンターレ(川崎F) の練習場である麻生グラウンドには多くの大勢の記者が来ていました(なぜか中山ゴン氏、鈴木隆行氏などもいた)。そこで発表があったのではと思います。

個人的にもいろいろな変化があった2012年という同じタイミングから、2016年のここまで本当に楽しいサッカーを見せてもらったという感じで、感謝しかないです。

ということで正式に発表があり、風間八宏監督が以下のようにコメントしています。

このたび、今季限りで退任することになりました。川崎フロンターレに監督として就任し、選手達が成長し、個性的なチームになることが出来たと思っています。それにはすべての条件が揃わなければいけない。簡単なことではないですが、ファン・サポーターをはじめ、すべてのフロンターレに関わる皆様に支えていただきましたこと感謝しております。まだ戦いは続いていきます。今まで通り、目の前の1戦1戦に全力を注ぎ、選手達、スタッフ、そしてすべてのフロンターレに関わる皆様と共に残りの試合に全力を尽くしていきたいと思います。ありがとうございました。*2

まずは2016年シーズンを勝ちで終えたい

勝敗の結果はともあれ、風間サッカーの戦略と戦術がはっきりしたサッカーはプロセスを楽しむという点では最高のエンターテイメントでした。2016年シーズンの残り3節と天皇は、そして何はともあれCSで優勝できれば本当に最高です。

今シーズンで風間体制が最後という事実をチームとしてさらに一つになるきっかけになればと思います。

残り3試合は、退場気味!の大久保嘉人選手が得点をすることかと。エースが得点をすると勢いが変わるのになぁと思っているところにブログの更新が。タイミングを見切るのはさすが。

マリノス戦をスタンドから見てたら、13のユニフォームを着ているサポーターが見えたんよね。俺、試合出ないのに、申し訳ない!!残り試合は、それを着てることを自慢できるようにしないと。*3

ここからのポイントは2つ

さて、問題は過去ではなく未来です。個人的には次の2点に関心は移ります。

  • 川崎Fの後任監督を誰にするか
  • 風間八宏監督の今後の進路

川崎Fの後任人事

風間監督はユニークなサッカーをしていたので、そのまま引き継ぐということになれば内部昇格でしょう。鬼木コーチの名前なども上がっています。その一方でその監督がチーム内で指揮をする状態にいるかがポイントかと。===>その後鬼木コーチが内部昇格発表。

後任は未定ということですが、次の監督に求められるのは若手の起用とそのコア化。中村憲剛選手や大久保嘉人選手も中心人物とはいえ、年齢的にも次の主力選手が必要。

大島僚太選手や小林悠選手がその役割を担いつつありますが、今回の日本代表戦で活躍してしまうといずれ海外チームに移籍してしまうこともあるでしょう。

また、目先でいえば中村憲剛選手や大久保嘉人選手などベテラン組の心をつかめるか、なども気がかりです。===>大久保選手がFC東京に移籍。

それ以前に、ベテラン組を移籍させないでキープできるかも肝要ですね。

いずれにせよポスト風間監督探しは楽ではなさそうです。

風間監督の次の展開-さあゆけ日本A代表兼五輪代表監督

東京五輪代表の監督にも名前が浮上しています。個人的には風間五輪代表監督を見たいです。

ただ、風間サッカーを代表チームで浸透させるプロセスは時間も含めて簡単ではないでしょう。そこは風間語録よろしく「常識や先入観を疑う」ということでチャレンジする価値はあります。

日本代表も既に監督が外国人というだけはなんの魅力を感じませんから、そろそろ代表監督を戦略を持った日本人にすべくその準備をし始めたらよいのではと思います。

風間監督がJリーグでしっかり活躍する選手を代表で活用し、国際大会で勝利すれば、Jリーグの日本人選手の評価は高まり、Jリーグの価値そのものが上がります。

これはJリーグをより国際化させるためには必要不可欠な作業です。

現在の欧州組のバリューアップに取り組んでものりしろは限定的

本田や香川、岡崎選手といった顔ぶれは既に欧州リーグでプレーしブランドを確立した選手であって、これ以上の市場価値拡大は彼らが各クラブチームでどう活躍するかに依存しています。彼らを使うというのは代表監督からすれば安パイに過ぎないかと。

私がJリーグの市場価値を上げなければならない立場であれば、日本人選手の良さをしっかり分析でき、かつその伸びしろを試合を通じて伸ばせる代表監督を選ぶと思います。つまり、今後より高値で日本人の海外では無名選手を海外に輸出するであれば、発掘と育成という作業が避けられません。

風間監督を五輪も含めて代表監督にしたいというのはそんな思惑も透けて見えてきます。日本のサッカー協会がとりうる戦略としては悪くないと思います。

まとめ

ということで、風間八宏監督は川崎Fの監督としては2016年が最後になりそうで非常に残念ですが、他クラブチームに行くとかではなく、五輪ひいては代表監督になるべく、「ステップアップ」してほしいものです。