泉田良輔の考えたこと

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FinTech対応遅れれば珪素谷・シリコンバレーに敗れ日本勢は資産との接点失う

FinTechはバズワードだと切り捨てる人もいるかもしれません。ただし、そんなバズワードで済ませてよい状況ではないでしょう。

一言でいえば中央集権的な(これはこれでこのフレームワークの中でセキュアであったので良かった)ユーザ接点から分散的なユーザ接点にシフトする切り口をテクノロジーがきっかけとなっているといえます。テクノロジーが規制業種に仕掛ける非常に大きな流れです。

珪素谷の狙い所の金融

珪素谷(シリコンバレー)は民生・非規制業種で相当程度やりつくした感があるので、目下の目線はエネルギー、ヘルスケア、金融、自動車といった規制業種です。規制業種はプレーヤーの数が基本的には限られているので、新規参入組からすればプレーヤーの顔が見えてよいというのがります。

加えて、テクノロジーの純粋な競争にさらされていないので、情報格差があり、戦いやすいというのもあると思います。

FinTechの肝はシームレスな体験を実現するテクノロジー

FinTechは突き詰めると技術基盤はビットコイン・ブロックチェーンということになりますが、これを活用することでシームレスな金融取引というようなことに始まりどんなことができるようになるかという創造力が勝負。

たとえば、すでにauとMUFGがじぶん銀行をはじめてます。現在は預金の管理だけではなく、(今はまだ定期預金といった基礎的な金融商品だけですが)他の金融商品も購入できるようになると、本当にシームレスな金融体験が可能になるわけです。

中国人の友人にAlipay(アリペイ)を見せてもらったときは衝撃を受けました。もっとも進んだFinTechアプリはアリペイかと思います。

それこそ銀行と証券の垣根もないですし、預金と金融商品という資産を一括で管理出きるわけです。そもそも証券と銀行が別々なのは規制視点だからであってユーザ目線であればその必要性-金融リテラシ次第ではあるけれども-は必ずしもないというのが実際ではないでしょうか。

法と金融とテクノロジー

スマートコントラクトも普及すると金融は切り離せないエッセンスなので法と金融とテクノロジーがより絡みあう世界になっていくわけです。

金融も法律の世界も極めてレイバーインテンシブな業界であったことは否めないので、そこにテクノロジーが入り込んで来れば当然ながら機械的な作業はなくなっていくわけです。

ただ、要素要素を組み合わせてストーリーとしてくみ上げて(ここも機械でできるという話にもなってきてますが)、受け手に対して面白い仕組み、システムやコンテンツを作れるかになってくんでしょう。