泉田良輔の考えたこと

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Longineをはじめて半年:堀場厚「京都の企業はなぜ独創的で業績がいいのか」からの気づき

 

京都の企業はなぜ独創的で業績がいいのか

京都の企業はなぜ独創的で業績がいいのか

 

 

今年の6月26日にロンジンをはじめてちょうど半年が過ぎました。

年の瀬ですし、ちょっと振り返るのもよいかと。

 

京都の企業はなぜ独創的で業績がいいのか』からなるほどと思えることいくつか。

 

この本の著者は堀場製作所社長の堀場厚氏です。

堀場製作所は上場企業の中でも非常にユニークな企業で知られています。

堀場氏の本を読んで、ロンジン堀場製作所のような会社にできたらと思いました。

 

たとえて言うならば、ロンジンは「舞台」。

ロンジンの読者の方々は「観客」。

参画しているアナリストらはいわば「俳優」。

経営陣は舞台を用意したり演出、営業をする「裏方」。

 

ロンジンはベテランの証券アナリストや産業スペシャリストが参画しています。

ロンジンのアナリストのほとんどは証券会社で長年アナリストをされてきた方です)

自分もそうですが、アナリストという人種は「職人」です。

自分の担当する産業や企業を徹底的に分析するのが好きな人たちです。

自分が理解したことは、できるだけ多くの人に伝えたいという思いの持ち主です。

分析する対象が面白ければ、三度の飯も忘れて分析しているのではないでしょうか。

そうしたアナリストに「最高の舞台」を用意することが経営側の仕事です。

そうすることが観客であるロンジン読者に報いることになるからです。

 

本書にも書いてありますが、「一流の料理人には一流の食材が集まる」と。

これはアナリストでも同じだと思います。

情報はあまたありますが、「情報の目利き」で分析結果は大きく変わります。

情報というのも複数を掛け合わせ、無駄を削ると「アイデア」になります。

私はこれを「情報を昇華させる」とよんでいます。

 

これは料理でも同じだと思います。

最高の食材だけそろえても最高の料理になりません。

その食材に手間をかけることで、よりおいしい料理になるのです。

その手間がアナリストの付加価値であり、それが「仕事」です。

 

事情通がアナリストだと思われがちですが、それは違います。

アナリストは知識があるだけでは不十分です。

情報をもとに未来を予測して、その仮説を検証しようと姿勢が常に必要です。

それがアナリストの仕事の「プロセス」です。

 

京都の会社はマネはダメだと。独創的であれと。

そうはいっても、本書は決していわゆる「オンリーワン」たれとは言っていません。

堀場製作所は計測機器を販売しているが、計測方法が他社と違っています。

堀場製作所も計測機器産業で競争があることには違いありません。

市場を攻めるアプローチが違うのです。

 

ロンジンは「投資情報」ではなく「投資アイデア」たれというこだわりがあります。

アイデアであるためにはひねりが必要で、そこにはこだわっていきたいなと。

単に情報を垂れ流すだけではまったく意味がないと思っています。

 

来年はロンジンをよりひねりあるウェッブサービスにしていきたいと思います。

キーワードは「最高の舞台」を多くの人に見てもらえる準備をするということです。

ぜひご期待ください!